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犬がたまにするおしり歩きは嬉しいから?それともストレス?

飼い主さん
飼い主さん

おしり歩きって可愛いけど、ストレスだったらどうしよう?

ママ
ママ

嬉しいのか、他のサインなのか分からない…

もしかすると愛犬の不調が隠されているかもしれません。

獣医師パパ
獣医師パパ

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

このブログの信頼性

この記事の内容

この記事で分かること

・犬がたまにするおしり歩きの原因
・Q&A:犬のおしり歩きに関するよくある質問

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

ママ
ママ

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。

犬がたまにするおしり歩きは嬉しいから?それともストレス?

犬がおしりを床にこすりつけて歩く「おしり歩き」。

見た目は可愛らしいしぐさでも、犬からの「助けて」のサインであることもあります。

犬がたまにするおしり歩きの原因

① 肛門腺の不快感
② 寄生虫や下痢の影響
③ お尻のかゆみ・炎症
④ ストレスによる癖
⑤ 稀に嬉しさ・興奮時の行動

ママ
ママ

一緒に学んでいきましょう!

犬がたまにするおしり歩きの原因
①肛門腺の不快感

  • 最も多い原因の一つ
  • 肛門腺が詰まることで違和感・痛みが発生
  • 床にこすりつけて分泌物を出そうとする行動

犬には、肛門の左右に肛門嚢(腺)という袋が一対あります。その中に悪臭のある貯留物(液体もしくはペースト状)が入っています。この肛門嚢(腺)が何らかの原因で炎症を起こしてしまうことを肛門嚢(腺)炎といいます。

出典:アニコム損害保険株式会社>肛門嚢(腺)炎<犬>

特に小型犬やシニア犬に多く見られます

おしり歩きの頻度が高いなら、肛門腺絞りを検討しましょう。

獣医師パパ
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肛門腺炎予防のためにも、月に1回程度を目安に実施してあげてください。

犬がたまにするおしり歩きの原因
②寄生虫や下痢の影響

  • 回虫・条虫などの寄生虫が肛門付近で刺激を与える
  • 軟便や下痢が続くと、お尻が汚れてかゆみを引き起こす
  • 頻繁なおしり歩きの原因になることも

寄生虫の感染が疑われる場合は、早めに検便と駆虫を行うことが大切です。

犬がたまにするおしり歩きの原因
③お尻のかゆみ・炎症

  • アレルギーや皮膚病によるかゆみで起こる
  • 毛が絡まって蒸れたり、皮膚がただれることで不快感に
  • 長毛種やアレルギー体質の犬に多く見られる傾向

見た目に異常がなくても、皮膚トラブルが潜んでいることもあるため、注意深く観察しましょう。

犬がたまにするおしり歩きの原因
④ストレスによる癖

  • 環境の変化や孤独によるストレスが原因
  • ストレス発散のために体をこすりつける行動に出る
  • 飼い主の気を引こうとしている場合も

ストレスが蓄積すると、おしり歩き以外の問題行動にもつながることがあります。

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犬がたまにするおしり歩きの原因
⑤稀に嬉しさや興奮時の行動

  • 遊び中やテンションが上がった時に見られることもある
  • 一時的で、他に不快サインがなければ心配は少ない
  • 頻度が高い場合は体の違和感の可能性も視野に

まれに嬉しさを表現する犬もいるようですが、まずは何かのSOSサインかも?と観察してあげましょう。

Q&A:犬のおしり歩きに関するよくある質問

最後に、実際によくある飼い主さんの悩みをQ&A形式で解説していきます。

Q1:犬がうんちの後におしり歩きするのは普通?

A:排泄時に肛門腺が刺激されることで、たまに起きることはあります。

1回きりなら問題ありませんが、頻繁に見られるなら注意が必要です。

Q2:犬のおしり歩きが治らないのはなぜ?

A:肛門腺炎や寄生虫の感染が原因の可能性があります。

慢性的に続くようなら、動物病院での検査・処置が必要です。

Q3:犬がおしり歩きをうんちの前にもするのは変?

A:排便前の刺激で違和感を感じていることもあります。

異常がなければ問題ありませんが、続く場合は原因を特定しましょう。

Q4:犬がおしりを床にこするのって異常?

A:異常とは言い切れませんが、明らかに頻繁・継続的にこすっている場合は、肛門腺や皮膚のトラブルがあるかもしれません。

Q5:犬がおしりを触ると噛むんです…

A:痛みや違和感がある可能性が高いです。肛門腺炎や周囲の皮膚トラブルの可能性もあります。

Q6:犬のおしり歩きの原因は、全部病気?

A:すべてが病気とは限りませんが、不快感や異常のサインであることが多いです。

判断が難しい場合は病院で診てもらうのが安心です。

まとめ:おしり歩きは愛犬からのサインかも

犬のおしり歩きは、「嬉しいから」だけではなく、体に何らかの不快感や異常があるサインとして見られることが多いです。

一時的なものであれば様子見も可能ですが、頻度が高い・継続している・他の症状を伴う場合は、早めの受診が安心です。

かわいい仕草の裏に隠れたSOSを見逃さないことが、愛犬の健康を守る第一歩になります。

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獣医師パパblog

獣医師パパ監修|愛犬・愛猫との4人家族|飼い主さんの「知りたい」情報を運営者のママが分かりやすく解説します。

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