
猫トイレってどれくらいの頻度で洗えばいいの?

洗っても臭いが残るんだけど…みんなどうしてる?
猫トイレの洗い方は多くの飼い主さんが悩みますよね。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
猫トイレの洗い方がまるわかり!手順と匂い対策のコツ
猫のトイレは、見た目がきれいでも汚れや菌が残っていることがあります。
今回は「猫砂タイプ」「システムトイレ」の違いをふまえた、基本的な洗い方のポイントを紹介します。
まずは、猫トイレの洗い方で必要な知識からお伝えします。
※ただし、素材やタイプによって適切な洗い方は異なるため、使用中の商品の注意事項も必ず確認してください。

一緒に学んでいきましょう!
①トイレの丸洗いは月1回が推奨
- 月1回を目安にトイレ全体をしっかり洗浄
- 多頭飼いや夏場は2〜3週間に1回もおすすめ
猫砂の交換だけでは見えない尿汚れや菌が蓄積していきます。
特に底面やフチ部分には汚れがたまりやすく、定期的な丸洗いがニオイ対策にもつながります。
②猫砂の全交換も月1回が目安
- 毎日足しながらでも月1回の全交換は必須
- トイレ本体の洗浄と同じタイミングが効率的
部分交換ではどうしても汚れや菌が残りやすく、全体的な清潔感が保てません。
使用済みの砂にはアンモニア臭が染みつきやすいため、定期的なリセットが必要です。
③プラスチック商品に熱湯はNG
- 熱湯をかけると変形やヒビ割れの原因に
- ぬるま湯(30〜40℃)での洗浄が安心
「熱湯で殺菌したい」と思いがちですが、素材を痛めるリスクがあるためNG。
清潔を保つには、素材にやさしい洗浄方法を選ぶことが大切です。
④人間用の洗剤使用はNG
- 強い洗剤は猫の皮膚や呼吸に刺激がある
- 洗い残しの成分が健康トラブルにつながる可能性も
代替としておすすめの洗浄アイテムは以下のとおりです。
- ペット用中性洗剤
- 重曹(消臭効果)
- クエン酸(尿石分解)
- ぬるま湯のみでも可
- ペット用消臭スプレー(仕上げに)
安全性を意識した洗剤選びが、猫との暮らしにはとても重要です。
⑤猫トイレすのこ部分も丁寧に洗浄
- システムトイレのすのこは尿汚れがたまりやすい
- 歯ブラシやスポンジで隙間までしっかり洗う
すのこ部分は目に見えない尿汚れが残りやすい場所。
取り外してしっかり洗浄し、洗った後はしっかり乾燥させましょう。湿気が残っていると菌の温床になります。

尿検査は、猫砂全交換&猫トイレ丸洗いしたタイミングで採取しましょう!
猫トイレの洗い方手順と匂い対策のコツ

それでは、実践しやすい洗い方の手順と、効果的な匂い対策の方法を紹介します。
※わが家の方法を元に記載しているので、必ずお使いの商品の手順も合わせて確認してください。
猫トイレの洗い方:基本手順
手順 | 内容・ポイント |
---|---|
① 猫砂・シートを取り除く | 使用済みの猫砂やシートをすべて捨てて、トイレを空の状態にする |
② ゴミや残った砂を払う | 出来るだけの砂や排泄物を取り除く。 |
③ ぬるま湯で全体をすすぐ | 30〜40℃程度のぬるま湯を使い、全体をさっと流す(熱湯はNG) |
④ 洗剤で洗う | ペット用洗剤、または重曹・クエン酸を使用して優しく洗う |
⑤ すのこ・フチを洗浄 | 歯ブラシやスポンジ、つまようじ等で、細かい溝や角も丁寧にこすり洗いする |
⑥ よくすすぐ | 洗剤が残らないように、しっかりと水で流す |
⑦ 乾燥させる | タオルで拭くか、風通しの良い場所で完全に乾かす |
⑧ 消臭スプレーで仕上げ | 乾燥後、ペット用消臭スプレーをかけて臭い残りを予防する |

重曹・クエン酸の使い方としては、水または40℃位のお湯200mlに対して小さじ1/2を目安にしましょう。
クエン酸水を汚れに吹きかける
クエン酸スプレーとして市販されている他、自分で固形・粉末のクエン酸を溶かして作ることもできます。作り方は、水200mLに対して、クエン酸小さじ1/2程度が目安。
長時間のつけ置きに注意
長時間つけ置きしても、洗浄効果が上がることはありません。変色やサビの原因になるため、つけ置きする場合は5~10分を目安にしましょう。
重曹を水に溶かして、重曹水として掃除に使う方法もあります。重曹水は、40度くらいのお湯1カップ(200ml)に対し、重曹小さじ1/2杯を入れてよくかき混ぜて溶かして作ります。
わが家の猫トイレを洗う場所やコツ

私は、お風呂場でいつも丸洗いしています!
猫トイレの丸洗い→お風呂場の掃除の流れですね。
わが家は、システムトイレを愛用中なので、すのこ部分の汚れの掃除は念入りにしています。
いつも歯ブラシやつまようじで戦いながら洗っています。
最後に消臭スプレーで仕上げをするのはおすすめ!
\あわせて読みたい/
猫トイレの匂い対策①:洗剤選び
香りが強い洗剤や除菌スプレーは、人間には心地よくても猫にはストレスになることがあります。
洗剤・素材 | 役割・用途 |
---|---|
重曹 | 匂いを中和・消臭 |
クエン酸 | 尿石・黄ばみの除去 |
ペット用中性洗剤 | 肌にやさしく安心して使える |
消臭スプレー(ペット用) | 最後の仕上げに、香りを残さず消臭 |
猫にとって安全であることを最優先に、必要に応じて素材を組み合わせましょう。
猫トイレの匂い対策②:日頃の清掃が重要
- 排泄物はできるだけこまめに取り除く
- 猫砂は継ぎ足しよりも定期的な全交換を
- トイレは通気性のいい場所に置く
- トイレ周辺の床も定期的に拭く
- 多頭飼いならトイレは「頭数+1」が理想
日頃から「ためない・こもらせない」ことが、臭いの発生を最小限に抑えるコツです。
猫トイレの匂い対策③:消臭効果の商品を使用
- 消臭加工された猫砂を選ぶ
- 消臭力のあるシートを使用する
- ペット用消臭ビーズや置き型タイプを併用
これらのアイテムは、掃除の手間を減らしつつ匂いを抑える“受け身の対策”としてとても有効です。
日頃のケア+アイテム活用で、トイレ環境の快適さが格段にアップします。
【Q&A】猫トイレの洗い方に関するよくある悩み

最後に、実際によくある飼い主さんの疑問をQ&A形式で解説していきます。
Q1:猫のトイレ掃除が正直めんどくさい…
A:気持ちは分かります。月1回の丸洗いが理想ですが、毎日排泄物を取り除き、砂の状態を保っていればある程度カバーできます。

わが家も2ヶ月に1回になることがありますが、こまめなシート交換や消臭グッズを使用することで匂いは抑えられます。
Q2:猫トイレを洗う場所はどこがいい?
A:浴室やベランダで洗う人が多いですが、猫砂や排泄物が排水に流れないよう注意が必要です。
小型ならシンクで、外なら風通しのいい日陰でしっかり乾燥させましょう。
Q3:猫トイレの丸洗いをしないとどうなる?
A:尿汚れや菌がトイレに蓄積し、臭いだけでなく猫の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
洗ったつもりでもすのこや底面に汚れが残りやすいため、最低でも月1回は丸洗いがおすすめです。
まとめ:正しい洗い方と匂い対策で、快適な猫ライフを
猫トイレは見た目以上に汚れや菌が溜まりやすい場所。適切な頻度と正しい洗浄方法を知っておけば、臭いや健康リスクも防げます。
洗剤の選び方や乾燥の仕方など、少しの工夫が猫と人の快適な暮らしにつながります。
無理なくできる範囲で、まずは月1回の丸洗いから。きれいなトイレは、猫のストレスも減らしてくれます。