
散歩に食事、旅行も制限されて…毎日が犬中心。正直、疲れてきた…

犬のことは好きだけど、自分の時間が全然ない。同じ気持ちの人もいる?
犬との暮らしは素敵なものですが、飼い主さんの心と時間のゆとりも、同じくらい大切です。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
「犬中心の生活にうんざり」飼い主に多い悩みと向き合い方
犬は家族の一員。でも、四六時中「犬ファースト」な生活が続けば、飼い主自身が疲弊してしまうこともあります。
まずは、飼い主さんの中で多い悩みを一緒にみていきましょう。

一度は抱える悩みばかりですね。
犬中心の生活にうんざりの理由
①自分の時間が奪われる
- 散歩・食事・トイレなど、毎日決まったお世話が必要
- 自由な時間が減り、ストレスを感じやすくなる
犬を飼うと、毎日の散歩や世話にかなりの時間が取られます。
「自分のことをする時間がない」と感じる日が続くと、心の余裕が失われてしまいますよね。
愛犬の散歩を面倒に思うことは?
・よくある:17.3%
・たまにある:52.9%
(有効回答数399))
特に、犬の散歩は毎日する飼い主さんも多く、上記の調査では約7割の飼い主さんが散歩を面倒に思うことがあると答えています。
犬中心の生活にうんざりの理由
②予定や外出が制限される
- 旅行や外食に行きづらくなる
- 急な外出や帰省が難しい
犬を留守番させることに罪悪感を感じたり、トイレや食事の時間が気になって外出を控えたりすることもあります。
特に一人で犬の世話をしている人は、生活がかなり制限されてしまいます。
犬中心の生活にうんざりの理由
③家族の負担が偏っている
- お世話が一人に集中してしまう
- 協力してくれない家族に不満が募る
犬を飼うと決めたのは家族全員だったはずなのに、実際にお世話しているのは自分だけ…というケースは多くあります。
負担の偏りが続くと、「なぜ私ばかり…」という気持ちが積み重なっていきます。
犬中心の生活にうんざりの理由
④理想と現実にギャップ
- SNSの“理想的な犬暮らし”と比べて落ち込む
- 「楽しいはずなのに辛い」と自分を責めてしまう
メディアやSNSでは、犬と幸せそうに過ごす光景が溢れています。
しかし現実は、思い通りにいかないことも多く、しつけや体調不良などに悩まされることも多いはずです。
そうしたギャップが、自分への失望感や孤独感につながることがあります。
犬中心の生活にうんざりの理由
⑤感情を吐き出せない孤独感
- 「犬がかわいそう」と思って我慢してしまう
- 周囲に相談しづらく、悩みを抱え込みがち
「犬に疲れたなんて言ったらダメ」という思い込みから、本音を話せずに孤立してしまう人も多くいます。
感情を吐き出せないまま我慢を続けると、心のバランスが崩れ、犬との関係性にも悪影響が出てしまいます。
「犬中心の生活にうんざり」悩みとの向き合い方

うんざりする気持ちは、飼い主さんの心からのSOSです。
疲れたときは、無理に頑張らず、気持ちと生活を整えることが何よりも大切です。

ここからは、気持ちが少しでも軽くなる考え方や工夫をご紹介します。
犬中心の生活に疲れたら
①休んで良いと自分に許可を出す
「毎日完璧にやらなきゃ」と思ってしまうと、自分を追い詰めてしまいます。
たまには少し散歩を短くしたり、ごはんを手軽な方法にしたりするのも大事です。
「今日は疲れてるから少し休もう」と、自分に優しくしてあげましょう。
犬中心の生活に疲れたら
②家族やパートナーと負担分担
- お世話の分担表を作って明確にする
- 週に1回の“当番制”などもおすすめ
家族と改めて役割分担について話し合うことで、「自分ばかりが頑張っていた」という状態から解放されるきっかけになります。
見える化して協力し合うことで、心にも余裕が生まれやすくなります。
犬中心の生活に疲れたら
③外部サービスやサポートを利用
サービス名 | 内容 | 利用例 |
---|---|---|
ペットシッター | 自宅で世話を代行 | 急な外出・仕事の日などに |
ペットホテル | 一時的に預かり | 旅行・帰省・リフレッシュ時 |
散歩代行 | 散歩のみお願いできる | 体調不良や多忙時に便利 |
「全部自分でやらないといけない」と思うと、プレッシャーが大きくなってしまいます。
信頼できる外部サービスをうまく活用することで、物理的にも心理的にも負担を減らすことができます。
犬中心の生活に疲れたら
④感情を正直に吐き出す
- 感情に正直になることが健康の第一歩
- 自分を否定せず、「そう感じてもいい」と認める
ネガティブな感情は、心のバランスを整えるためのサインです。

「犬に疲れた」と感じることは、決して飼い主として失格なわけではありません。
むしろ、正直に自分の気持ちに向き合うことが、犬との関係をより良くする第一歩です。
犬中心の生活に疲れたら
⑤自分の時間を確保する
- 趣味やリフレッシュの時間を意識的に確保する
- 犬との時間と“自分の時間”を分けて考える
犬がいるからこそ、自分の時間も意識的に作ることが大切です。
30分でもいいので、自分のためだけの時間を作ることが、気持ちを切り替えるきっかけになります。
自己犠牲だけでは、幸せな共生は成り立ちません。
【Q&A】犬との生活に関するよくある悩み
最後に、愛犬との生活に関する飼い主さんの悩みについてもご紹介していきます。
Q1:犬との生活にストレスを感じるのは私だけ?
A:いいえ、多くの飼い主が同じ悩みを抱えています。
SNSでは見えないだけで、ストレスや疲労感はごく一般的な反応です。
自分を責めず、気持ちに向き合うことが大切です。
Q2:犬を飼ったことを後悔してもいいの?
A:後悔する瞬間があっても大丈夫です。
後悔=愛情がないわけではありません。大変さを知ることで、より現実的に犬との生活を見直すことができます。
Q3:犬が原因で家庭崩壊することもある?
A:世話の負担や意見の違いで家庭内に摩擦が起こることもあります。
話し合いと分担の工夫が、関係の悪化を防ぐカギです。
Q4:犬との生活がもう限界に感じたら?
A:まずは誰かに相談しましょう。専門家やペットシッターなど、頼れる人・サービスを活用することも選択肢のひとつです。
どうか、一人で抱え込まないでくださいね。
まとめ:犬との生活に余裕が無くなったら自分の気持ちも大切に
犬との暮らしにうんざりするのは、あなたが頑張ってきた証拠でもあります。
心に余裕がなくなったら、少し立ち止まって、心と暮らしを整える時間を持ってみてください。
飼い主の心の健康は、犬の心身の安定にもつながります。
自分の気持ちを大切にすることが、愛犬との幸せな時間を守るための第一歩。
自分を責めず、少しずつ「自分の時間」も取り戻していきましょう。