
先住猫は受け入れてくれたかな…

シャーとか唸り声は減ってきたけど、まだ警戒してるように見える…
この記事を読めば、不安が安心に変わるはずです。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
先住猫が受け入れたサイン5選|今すぐ飼い主ができること
猫同士の関係は、言葉がないからこそ、行動からの観察がカギになります。
以下に、受け入れサインとして多く見られる5つの行動を紹介します。

一緒に勉強していきましょう!
先住猫が受け入れたサイン
①一緒に寝ることができる
- 同じベッドやソファで寝る
- 身体の一部が触れ合う距離で眠る
猫は警戒心が強く、睡眠中は特に無防備です。
そのため、他の猫と一緒に寝られるというのは「この子は安全だ」と判断している証拠。
最初は距離をとっていた猫たちが、自然と近くで寝るようになったら、それはかなり大きな進歩です。
先住猫が受け入れたサイン
②食事を近くでシェアする
- 並んでごはんを食べられる
- 相手の皿に手を出さず、落ち着いている
猫にとって食事中はリラックスしたい時間。
近くで食べられるということは、相手に対する警戒心が薄れている証です。
はじめは食器の間隔を広めに取っておき、少しずつ距離を縮めていくと自然な関係づくりができます。
先住猫が受け入れたサイン
③毛づくろいをしあう
- 舐め合う様子が見られる
- 相手の顔や頭を舐めることが多い
グルーミングとは、「毛づくろい」のことをいいますが、アログルーミングとは、「猫同士が互いに毛づくろいし合うこと」をいいます。
これは、愛情を示す猫の親和行動のひとつで、自分ではなめにくい場所や、相手の頭、首の後ろなどを毛づくろいすることが多いでしょう。

アログルーミングという言葉もあるんだね!
なお、毛づくろいが一方的だったり、やたらとしつこい場合はストレスや支配の表れかもしれないので、行動全体を冷静に観察することが大切です。
先住猫が受け入れたサイン
④遊びに誘う・誘われる
- 追いかけっこやじゃれ合いが増える
- おもちゃを使って一緒に遊ぶようになる
遊びは社会性を育てる行動のひとつ。
追いかけっこがケンカに発展していないか、声を荒げていないかをチェックしながら見守りましょう。
飼い主が遊びの仲介役になることで、より安全に関係構築が進みます。
先住猫が受け入れたサイン
⑤においを互いに確認し合う
においの確認は、猫にとって「相手を知る」ための基本行動です。
お互いに鼻先を近づけたり、すり寄ったりするようになれば、警戒心が和らいでいるサイン。
これが自然に行われるようになると、お互いの存在を受け入れつつある証拠といえます。
先住猫と新入り猫のケア|飼い主が今すぐできること

猫同士の関係を円滑にするためには、飼い主の関わり方がとても重要です。

僕が大切にして欲しい事は、「先住猫ファースト」で考えてあげることです。
①先住猫ファーストを徹底
- ごはん、挨拶、遊びを先住猫から
- 新入り猫に対しては控えめに接する
先住猫の「居場所」や「特権」が守られることで、不安感や嫉妬を減らすことができます。
②安心できる寝床・隠れ場所を確保
先住猫には、静かに一人でくつろげるスペースが必要です。例えば以下のような場所を用意すると効果的です。
スペースの例 | 特徴 |
---|---|
キャットタワーの高所 | 安全な視点で部屋全体を見渡せる |
クローゼットの上 | 静かで誰にも邪魔されない |
飼い主のベッドの足元 | 匂いが安心感を与える |
新入り猫が入れない場所を意識的に確保することで、先住猫のストレスを減らせます。
③食器・トイレ・水飲み場を分けて設置
- 各猫に専用の食器を用意
- トイレは「頭数+1」が理想
- 水飲み場も分散して設置
ごはんやトイレの共有はトラブルのもと。トイレを共有していると、片方が我慢して排泄を控えるケースも。
特にトイレは清潔感と安心感が重要なので、数と配置に気をつけましょう。
▼多頭飼いのトイレに関する他のおすすめ記事はこちら
猫のトイレは2つ並べるのが正解?多頭飼いの工夫を解説/
④匂いの交換で慣れを促す
- 使ったブランケットを入れ替える
- 猫同士を対面させずに匂いで先に慣れさせる
猫は視覚よりも嗅覚で相手を認識します。
直接会わせる前に、匂いの交換をしておくことで対面時の緊張を大きく減らすことができます。
これは特に出会って間もない時期に有効な方法です。
⑤遊びの時間を通じて関係を深める
- 別々に遊んでから、徐々に一緒の空間へ
- 同時に遊べるおもちゃを使うと効果的
例えば、2本のじゃらしで別々に遊ばせつつ、徐々に距離を近づけると自然に相手への抵抗感が減っていきます。
遊びの時間は、猫たちのエネルギー発散にもつながり、ケンカ予防にも◎。
【Q&A】先住猫と新入り猫に関するよくある悩み
最後に、実際によくある飼い主さんの疑問をQ&A形式で解説していきます。
Q1:先住猫のストレスサインは?
A:隠れる時間が長くなったり、ごはんを食べなくなる、トイレを失敗するなどが見られます。
他にも、過剰なグルーミングや攻撃的な態度もストレスの表れです。日常の様子をしっかり観察しましょう。
Q2:先住猫と子猫が仲良くなるまでの期間は?
A:一般的には2週間~2ヶ月程度かかることが多いですが、個体差が大きいです。
年齢差や性格にもよるため、焦らず見守る姿勢が大切です。
Q3:先住猫が子猫を噛むのはいつまで?
A:子猫は遊びの一環で噛むことがありますが、半年~1年ほどで落ち着く場合が多いです。
ただし、噛み癖がエスカレートする場合は、遊び方や環境を見直しましょう。
Q4:新入り猫が先住猫に飛びかかるのは普通?
A:子猫に多い行動で、遊びたい気持ちから飛びかかるケースがほとんどです。
先住猫が嫌がっていれば、飼い主が遊びのエネルギーを他で発散させてあげる必要があります。
Q5:子猫が先住猫にしつこいときはどうすれば?
A:子猫の好奇心が強すぎると、先住猫にとってストレスになります。
遊ぶ時間を別々にとったり、間にフェンスなどを設けて接触頻度を調整しましょう。
まとめ:猫同士のペースを尊重しながら見守ろう
猫同士の関係づくりは一朝一夕にはいきません。
今回紹介した5つのサインが少しずつ見られるようになれば、着実に信頼関係が育まれている証拠です。
焦らず、先住猫と新入り猫、それぞれのペースを尊重しながら、仲良し猫ライフへの橋渡しをしてあげてくださいね。