
猫の自動トイレってどうなのかな?やめた人の理由も知りたい!

うちの子に合うか、買う前に知っておきたいな。
せっかく便利だと思って導入したのに、うまくいかないとショックですよね。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
猫の自動トイレをやめた人の理由|合う猫・合わない猫チェック
自動トイレは画期的なアイテムですが、全ての猫や家庭にマッチするわけではありません。
実際にやめた人には共通した理由があります。まずはその主な理由を整理してみましょう。

一緒に勉強していきましょう!
猫の自動トイレをやめた理由
①猫が音や動作を怖がる
- 自動清掃のモーター音が苦手
- 振動や稼働時の動きに敏感に反応
- 一度怖がると「危険な場所」と学習して避けてしまう
猫は聴覚と警戒心が鋭く、普段の生活音にも敏感です。
自動トイレの動作音や機械的な振動を体験した時点で「ここは安全ではない」と認識すると、二度と近寄らなくなるケースもあります。
猫の自動トイレをやめた理由
②サイズや形が合わない
- ドーム型や出入り口が狭いタイプは圧迫感がある
- 大型猫や体がゆったりした猫には窮屈になりがち
- トイレの形状にこだわりが強い猫は拒否することも
自動トイレは構造上、囲い型や縦長の設計が多く、猫にとっては「入りにくい」と感じる場合があります。
特に体格の大きな猫や、普段オープン型トイレを好む猫にはストレスになりやすいポイントです。
猫の自動トイレをやめた理由
③掃除や管理が大変
- 定期的なメンテナンスやフィルター交換が必要
- 下痢や軟便時は自動清掃がうまくいかず、かえって掃除が増える
- 多頭飼いだと排泄量が多く、すぐいっぱいになる
「自動だから楽」と思いがちですが、実際には手間やランニングコストがかかる製品も多いです。
健康なネコちゃんの場合、1日のおしっこの回数は、その子の体質や食生活によっても異なりますが、一般的には成猫で1日あたり1~3回程。子猫だともっと多く、4~5回程だといわれています。
複数の猫がいる家庭ではトレイがすぐに満杯になり、こまめな清掃が必要になるため「普通のトイレの方が簡単だった」と感じてやめる人もいます。
自動トイレに合う猫・合わない猫の特徴

自動トイレは猫の性格・体格・生活環境によって相性が大きく分かれます。
導入を検討する前に「合うかどうか」を判断する材料を見ていきましょう。
自動トイレに合う猫の特徴
- 音や機械の動作に動じない穏やかな性格
- 比較的小柄または平均的な体格
- トイレの形状に柔軟に対応できるタイプ
- 飼い主がメンテナンスや費用を負担できる環境
こうした条件を持つ猫と家庭では、自動トイレのメリット(清潔さを維持しやすい、掃除の頻度が減る)が活かされやすく、飼い主の負担も軽減されます。
自動トイレに合わない猫の特徴
- 神経質で音や動作に敏感な猫
- 大型猫や体格が大きめの猫
- オープン型トイレを好む習性がある猫
- 持病があり便や尿の観察が必要なケース
このような猫には、自動トイレはストレスや不便の原因となる場合があります。
猫の自動トイレのメリット・デメリット
自動トイレを選ぶか迷っているなら、先に利点と注意点、そして準備手順を押さえておくと後悔をぐっと減らせます。
ここでは多頭飼いも想定しながら、実践的にチェックできる形で整理します。
猫の自動トイレのメリット
- 常時清潔が保ちやすい
- 掃除時間の大幅短縮(在宅・不在時ともに有効)
- 多頭飼いでの回転率向上(連続使用でも砂が清潔に保たれやすい)
- 匂いの拡散を抑えやすい(密閉型・廃棄トレイ採用機種)
- スマート機能付きなら回数や重量ログで健康管理に役立つ
メリット項目 | 具体的な効果 | 想定シーン | 多頭飼いのポイント | ワンポイント |
---|---|---|---|---|
清潔維持 | 排泄後すぐ固形を分離し衛生度が安定 | 在宅・留守番どちらでも清潔を担保 | 台数×容量でピーク時間の混雑を緩和 | 消臭は砂質と密閉度で差が出る |
掃除時短 | かき出し・袋替えの頻度が減る | 忙しい平日や出張期間 | 家族で担当分担しやすい | 週次の分解洗浄をルーティン化 |
回転率向上 | 連続使用でも砂面が整う | 朝夕の集中利用 | 猫数+1台または自動+従来の併用 | 混雑時は設置場所を分散 |
匂い軽減 | 密閉トレイ・活性炭で臭気抑制 | ワンルーム・来客時 | 廃棄トレイを小まめに交換 | 砂を乾燥させる機能があると有利 |
健康ログ | 回数・重量の自動記録 | 体調管理・早期受診判断 | 個体識別できる機種が便利 | 目視チェックも併用が安心 |
猫の自動トイレのデメリット
- 初期費用とランニングコスト(専用砂・ライナー・フィルターなど)
- 動作音・振動が合わない猫もいる(音刺激への感受性)
- 下痢・軟便や大量の長毛が絡むと清掃エラーが増えることがある
- 子猫・高齢猫・持病のある猫は安全面と観察面で配慮が必要
- 停電・故障時は手動運用が前提(非常用の従来型を併設推奨)
リスク・課題 | 発生しやすい条件 | 影響 | 具体的対策 | 代替案 |
---|---|---|---|---|
費用増 | 専用消耗品が高い機種 | 維持コスト上昇 | 年間コスト試算・定期購入で単価圧縮 | 従来型を併設し使用率を最適化 |
音・振動 | 神経質・高齢・保護直後 | 使用拒否・粗相 | 慣らし期間/夜間オフ/静音機種 | オープン型を残して選択自由に |
清掃エラー | 軟便・長毛・大量砂付着 | 手作業が増える | 砂の粒径見直し/頻度アップ | 手動ふるい型に一時切替 |
観察しづらい | 密閉・自動廃棄・多頭 | 体調サインの見落とし | 目視チェック日を設定/ログ確認 | 1台は従来型で観察用に |
停電・故障 | 雷雨・長期不在 | 使用停止・不衛生化 | 予備電源・非常砂・手動運用手順 | 従来型を常設して即時切替 |
猫の自動トイレと従来型トイレの違い
観点 | 従来型 | 自動トイレ |
---|---|---|
清潔維持 | 手動清掃の頻度次第 | 自動で一定水準を維持 |
コスト | 低〜中 | 中〜高(消耗品・電気) |
観察のしやすさ | 高い(直接確認) | 中(ログ活用は可) |
音・振動 | ほぼ無 | あり(個体差に影響) |
多頭飼い対応 | 数を増やして対応 | 台数と容量設計がカギ |

それぞれのメリットや、現在のトイレとの違いを踏まえて検討していきましょう!
【Q&A】猫の自動トイレ関するよくある悩み
最後に、実際によくある飼い主さんの疑問をQ&A形式で解説していきます。
Q1:猫の自動トイレは多頭飼いに便利?
A:はい、多頭飼いのご家庭でも便利に使えます。排泄の回数や量が多い分、通常のトイレでは掃除が大変ですが、自動トイレならすぐに処理してくれるので常に清潔が保てます。

私の妹は猫を2匹飼っていますが、自動トイレを導入して「掃除の負担が激減して本当に助かっている」と話していました。
推奨は、猫の数に合わせて複数台置くことですが、飼い猫同士のストレスが無いのであれば、私の妹のように1台でも十分な場合があります。
Q2:猫の自動トイレで事故はある?
A:稼働中に猫が入ってしまうなどの事故リスクはゼロではありません。
多くの製品にはセンサーが付いていますが、完全ではないため注意が必要です。安全機能や口コミを確認してから導入するのがおすすめです。
Q3:猫の自動トイレをやめた後の代替は?
A:シンプルなオープン型や、半透明のカバー付きトイレに戻す人が多いです。
消臭砂やペットシーツを工夫することで、清潔さを保ちながら管理できます。結局は「猫が安心して使えるか」が最優先です。
まとめ:猫と飼い主に合ったトイレ選びを
猫の自動トイレは便利な一方で、猫によっては「やめた」という結果につながることもあります。
大切なのは、メリットとデメリットを理解したうえで、愛猫の性格や体格、家庭環境に合うかを見極めることです。
合わない場合でも、従来型のトイレを工夫すれば快適な環境は十分に整えられます。
最終的には、飼い主の利便性よりも「猫が安心して排泄できること」を優先しましょう。