
うちの子、遊ぶ時以外ずっと寝てるんだけど…大丈夫なのかな?

寝てばっかりで、心配になってきたよ。
特に初めて子犬を迎えたばかりだと、「寝すぎなのでは?」と不安になりますよね。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
子犬がずっと寝てるのは普通?犬の睡眠について学ぼう
子犬の睡眠は成長に欠かせない大切な時間なんです。
この記事で一緒に正しい知識を身につけましょう。
・超小型・小型の品種は10ヵ月までが子犬
・大型の品種は15ヵ月までが子犬
・超大型の品種は18~24ヵ月までが子犬

一緒に勉強していきましょう!
子犬がずっと寝てるのは普通?
①成長に必要な睡眠
- 子犬は1日18〜20時間ほど眠るのが一般的
- 睡眠中に成長ホルモンや免疫機能が活発に働く
睡眠は、子犬の脳や筋肉の発達に欠かせない重要な時間です。
寝てばかりに見えても、体内では成長のための活動がしっかり行われています。
遊んだあとにすぐ眠るのも、正常な発達過程のひとつです。
子犬がずっと寝てるのは普通?
②体力が少なく疲れやすい
- 子犬は成犬に比べてエネルギー消費が早い
- 少しの運動でもぐったりと眠ってしまうことも
まだ筋力やスタミナが十分に育っていないため、短時間の活動でエネルギーを使い切ります。
「少し遊んで、すぐ寝る」というサイクルを繰り返すのは、ごく自然な行動です。
子犬がずっと寝てるのは普通?
③病気の可能性もある
- 呼吸が荒い、下痢や嘔吐、体温の異常がある場合は要注意
- 呼びかけに反応が鈍い・ぐったりしているのも危険信号
「寝ている」ようで、実は具合が悪い可能性もあります。
上記のような症状があれば、自己判断せず早めに動物病院を受診しましょう。
子犬がずっと寝てるのは普通?
④睡眠環境に影響される
- 騒音や温度が合わないと眠りが浅くなる
- 何度も寝直すので、寝てばかりに見えることも
快適な睡眠には、静かで安心できるスペースが欠かせません。
明るすぎる照明や、エアコンの風が直接当たる場所などは避けましょう。
ふかふかのベッドや毛布も、良質な眠りを助けてくれます。
子犬・成犬・老犬別の睡眠時間の目安と特徴

犬の睡眠は年齢によって大きく変化します。
年齢ごとの睡眠スタイルを理解することで、愛犬に合った生活環境を整えやすくなります。
犬の睡眠の基本サイクルとは
犬は人間とは異なり、「浅い眠り」が多い生き物です。
外敵への警戒心が強いため、物音ひとつで目覚めてしまうこともあります。
特に子犬や老犬は、体力の回復のために睡眠時間が長くなります。
犬の年齢別の睡眠時間目安
年齢層 | 平均睡眠時間/日 | 特徴 |
---|---|---|
子犬(〜6か月) | 18〜20時間 | 成長ホルモンが多く分泌され、疲れやすい |
成犬(1〜7歳) | 12〜14時間 | 活動量が安定。運動や遊びで適度な刺激が必要 |
老犬(8歳〜) | 14時間〜 | 疲れやすくなり、昼寝の頻度が増える |
※犬種や個体差により異なるため、あくまで目安です。
子犬の睡眠で気をつけたいポイント
- 睡眠中はできるだけ静かにしてあげる
- 生活リズムは無理に人間に合わせすぎない
- お昼寝時間を基準に、トイレや食事のタイミングを調整する
子犬の睡眠を妨げないようにすることは、成長サポートにもつながります。
無理に起こすとストレスを感じ、睡眠の質が低下してしまうので注意しましょう。
老犬や持病のある犬の睡眠の違い
老犬は、子犬と同じようによく眠りますが、「深く眠る」というよりも「うとうとする時間」が多くなります。
夜中に目が覚めて落ち着かなくなる、昼夜逆転になるケースも。
認知症への進行や、病気との見分けがつきにくいため、日々の様子をよく観察しましょう。
【Q&A】犬の睡眠に関するよくある悩み
最後に、犬の睡眠に関するよくあるお悩みにQ&A形式でお答えします。
Q1:犬が寝てばかりだけど食欲はあるのは大丈夫?
A:食欲があり、排泄や呼びかけへの反応も正常であれば、寝てばかりでも問題ないことがほとんどです。
成長期には多くの睡眠が必要なので、無理に起こしたりせず見守りましょう。
Q2:寝ている犬にやってはいけないことは?
A:寝ている最中に無理に起こしたり、大声で近づいたりするとストレスになります。
驚いて噛みつく可能性もあるため、そっとしておくのが基本です。声をかけるときは、優しく様子を見ながらが◎。
Q3:犬がずっと寝てるし元気がない…
A:寝ているだけでなく、起きているときにも元気がない・無表情・反応が遅いなどがあれば、体調不良の可能性もあります。
異常を感じたら、早めに獣医師に相談するようにしましょう。
まとめ:子犬がずっと寝てるのは普通なこと
子犬が1日の大半を寝て過ごすのは、心配するどころかとても自然で健康的なことです。
睡眠は成長のために欠かせない時間であり、子犬自身が本能的に必要としている行動です。
ただし、反応が鈍い・呼吸が苦しそう・ぐったりしているなど、明らかに普段と違う様子が見られた場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
愛犬の睡眠を理解することは、健やかな成長と信頼関係を築く第一歩になります。