
4ヶ月の子犬を、ケージに入れっぱなしはダメ?

最近外に出たがるけど、室内フリーにしても大丈夫なのかな?
子犬のケージ管理は、タイミングが難しいですよね。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
4ヶ月の子犬をケージから出す時間|室内フリーはいつから?
4ヶ月の子犬はまだ発育途中です。
外に出す時間は、短く区切りながら安全に慣らしていくことが大切です。

一緒に勉強していきましょう!
4ヶ月の子犬をケージ時間
①出すのは1日数回
- 朝・昼・夜など生活リズムに合わせる
- 体力や集中力が未発達なため短時間を複数回
- 決まった時間に出すと犬も安心する
子犬はまだ体力も集中力も続きません。
そのため「長く1回」より「短く複数回」の方がストレスも少なく安全です。
毎日同じ時間帯に出すと習慣化しやすく、子犬も落ち着いて過ごせます。
4ヶ月の子犬をケージ時間
②1回15〜30分程度
- 最初は15〜30分を目安に
- 疲れやすいので長時間はNG
- 犬の様子を観察しながら調整
出してすぐに走り回って疲れる子も多いので、最初は短時間で切り上げるのが安心です。
長く遊ばせすぎると、興奮しすぎて指示を聞かなくなることも。
少し物足りないくらいで終える方が良い学習につながります。
4ヶ月の子犬をケージ時間
③排泄後すぐがベスト
トイレに成功した後に外へ出すことで「排泄=良いこと」と学習させやすくなります。
特に4ヶ月はトイレのしつけの大事な時期なので、ケージから出す前に排泄を済ませておくのがポイント。
4ヶ月の子犬をケージ時間
④必ず目を離さない
- 電気コードをかじる
- 家具を噛む
- 小物を誤飲する
子犬にとって室内は危険がいっぱいです。ケージから出す時間は「必ず見守りながら」が鉄則です。
安全に遊べる環境を整えると同時に、誤飲や事故を未然に防ぎましょう。
4ヶ月の子犬をケージ時間
⑤徐々に時間を延ばす
最初は15分、次は25分、と少しずつ時間を延ばしていくのがベストです。
子犬が落ち着いて過ごせた成功体験を積むことで、徐々にフリー時間を楽しめるようになります。
いきなり長時間にすると、粗相やいたずらのリスクが高まるので注意が必要です。
子犬の室内フリーはいつから?判断基準と年齢別の目安

子犬をいつ「室内フリー」にするかどうかは月齢だけでなく、しつけや生活習慣の進み具合も大きく影響します。
子犬の室内フリーの基準とは?
室内フリーに移行できるのは、以下がある程度できてからです。
この条件を満たさないままフリーにすると、粗相や誤飲、いたずらのリスクが増えます。
【年齢別】子犬のケージ時間の目安
月齢 | ケージ時間の目安 | 室内フリーの適性 |
---|---|---|
生後2〜3ヶ月 | ケージ中心(ほぼ常時) | ×(外出は最小限に) |
生後4ヶ月 | 数回/日の短時間外出 | △(条件付きで部分フリー可) |
生後5〜6ヶ月 | 長めの外出も可 | ○(トイレ成功率が高ければ) |
生後7ヶ月〜 | しつけ状況に応じて調整 | ◎(家全体フリーも可) |
あくまで目安であり、犬種・性格・家庭環境によって異なります。
子犬の室内フリー中の事故対策
- 電気コードや小物は片付ける
- 誤飲の恐れがあるものを排除
- キッチン・トイレなどは進入禁止
ワンちゃんの骨折についてですが、先ほど述べたように月齢10か月までに骨折の9割発生しています。

犬の骨折は多いことが分かるね!
安全なフリー時間を確保するためには、ペットフェンスやサークルの併用もおすすめです。
【Q&A】子犬のケージに関するよくある悩み
最後に、悩みの多い「子犬のケージ」に関するよくある悩みを紹介していきます。
Q1:子犬ケージから出すと走り回るのは大丈夫?
A:子犬は元気いっぱいなので走り回るのは自然な行動です。
ただし、興奮しすぎるとケガやトラブルにつながります。
出す前にトイレを済ませ、短時間で切り上げると安心です。
Q2:犬をケージから出すと落ち着かないのはなぜ?
A:自由になった嬉しさで興奮している可能性があります。
フリー時間を短く区切り、遊びの後にケージに戻す習慣をつけると落ち着きやすくなります。
Q3:子犬がケージの中でトイレしないのは問題?
A:まだ環境に慣れていない場合や、トイレの場所を理解できていないことがあります。
排泄のサインを見逃さず、トイレのたびに褒めて関連づけていくことが大切です。
Q4:子犬をケージから出すとトイレ失敗する…
A:フリーに出すタイミングが早すぎるのかもしれません。
排泄直後に出す習慣をつけると失敗が減ります。また、失敗しても叱らず静かに片づけることが重要です。
まとめ:子犬のケージ時間は少しずつ慣らそう
4ヶ月の子犬はまだケージ中心の生活が基本です。
ただし、短時間のフリー練習を始めることは可能。
トイレの成功や安全な環境づくりを前提に、少しずつ時間を延ばしていきましょう。
焦らず、愛犬のペースに合わせてステップアップすることが、安心して暮らせる第一歩になります。