
もう猫の夜鳴きで、ノイローゼになりそう…

猫同士で喧嘩してるみたいで、夜の鳴き声が止まらない…
猫の鳴き声に悩み、ノイローゼ寸前まで追い詰められる飼い主さんは多いんです。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
猫の鳴き声がうるさい!ノイローゼ寸前の飼い主の悩み
猫の鳴き声に悩むといっても、シチュエーションはさまざまです。
ここでは多くの飼い主さんが「もう無理」と感じる、代表的な場面を5つ紹介します。

一緒に学んでいきましょう!
猫のうるさい夜鳴きの悩み
①猫がうるさくて寝れない
- 深夜や早朝に大きな声で鳴き始める
- 睡眠が妨げられ、仕事や生活に影響が出る
- 鳴き止ませようと起きて対応することが習慣化する
夜に活発になるイメージを持たれている猫ですが、実際は、夜行性でも昼行性でもなく「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい・クリパスキュラー)」です。主に薄明(明け方)と薄暮(夕暮れ)の時間帯にもっとも活発に活動することを指しています。
そもそも、猫には上記の習性があり、早朝や深夜に活発になるのは本能的なものです。
ただし、「かまってほしい」「空腹」「生活リズムのズレ」などの要因が重なると、鳴き声が習慣化し、より激しくなることも。
放置しすぎても、甘やかしすぎても逆効果になるため、鳴く時間帯や背景にある原因を冷静に見極めることが大切です。
猫のうるさい夜鳴きの悩み
②猫が外に出たがる
- 窓の外をじっと見つめて鳴き続ける
- 網戸越しに脱走を試みるような仕草をする
- 散歩や外遊びの習慣がついてしまっている
室内飼育に慣れていない猫や、外の刺激に強い興味を持つ猫は、外に出られないストレスを「鳴く」という行動で表現します。
外への欲求を満たすには代替手段が必要です。
猫のうるさい夜鳴きの悩み
③猫がご飯を催促してくる
- 毎朝決まった時間に鳴き始める
- 餌の場所の前で座り込みながら鳴く
- 催促に負けて餌を与えてしまう悪循環
猫は「鳴けばご飯がもらえる」と覚えると、習慣化してしまいます。
タイミングや頻度、与え方の見直しが、問題の解決につながります。
猫のうるさい夜鳴きの悩み
④猫が叫ぶように鳴く
- 高くて大きな声で、執拗に鳴き続ける
- 名前を呼んでも無視し、どこか一点を見つめて鳴く
- 体調や行動に変化が見られる場合も
このタイプの鳴き声は、情緒不安定や不安症、あるいは体の不調のサインのこともあります。
獣医への相談を視野に入れて早期対応を。
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猫のうるさい夜鳴きの悩み
⑤発情期はいつまで?
- 独特の低音で長く鳴き続ける
- 壁やドアをかきむしりながら鳴く
- 昼夜問わず継続することが多い
発情期の鳴き声は、本能によるものなので抑えるのが難しく、去勢・避妊手術を行わないと毎年繰り返されます。
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猫がうるさい!ノイローゼ寸前の飼い主を救う対策5選

どの鳴き声にも理由があり、必ず“やれること”があります。
ここでは、獣医師視点を交えた「実践しやすく、効果のある対策5選」を紹介します。
猫の鳴き声対策①環境を整える
- キャットタワーや高所スペースを設置
- 自分だけの落ち着ける寝床や隠れ家を作る
- 騒がしい場所や光を避けた静かなスペースを確保
猫の落ち着ける環境が整っていないと、不安や興奮で鳴き声がエスカレートすることがあります。
猫の「安心できる居場所作り」が第一歩です。
猫の鳴き声対策②睡眠リズムを整える
- 夜間に運動量を増やすよう遊びを取り入れる
- 朝の時間に日光を浴びさせて体内時計をリセット
- 飼い主の生活リズムに合わせた活動習慣をつける
猫は夜にしっかり遊び、朝は静かに休む…そんな習慣づけが夜鳴き対策になります。
猫の鳴き声対策③発情対策をする
- 適切な時期に去勢・避妊手術を受けさせる
- 交配期を避けて外の猫との接触を防ぐ
- 発情期の前に対策することで負担を軽減
去勢・避妊手術は賛否ありますが、無駄鳴きの根本原因が「性ホルモン」である場合、最も効果的な対処法です。
獣医と相談のうえ、適切なタイミングを選びましょう。
猫の鳴き声対策④食事と遊びのバランス
課題 | 解決策 |
---|---|
ご飯の催促で早朝に鳴く | 夜に軽食を与える/自動給餌器を導入する |
退屈で鳴く | 日中に遊びを取り入れる/知育玩具を使う |
ご飯の時間を覚えて鳴く | 時間をランダムにする/食後に静かに過ごす習慣をつける |
鳴き声には、身体的な空腹よりも「習慣的な欲求」が背景にあることが多いです。
遊びと食事の質・タイミングを見直すことで、猫の満足度を高められます。
猫の鳴き声対策⑤音対策・騒音対策
- 防音カーテンや吸音パネルを設置する
- ケージに毛布や吸音素材を巻く
- 音楽やホワイトノイズで環境音を和らげる
猫の鳴き声を完全に止めるのが難しい場合でも、「音を外に漏らさない」「環境音を中和する」工夫で、近隣トラブルやストレスを減らせます。
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【Q&A】猫がうるさい・ノイローゼに関するよくある質問

最後に、実際によくある飼い主さんの悩みをQ&A形式で解説していきます。
Q1:猫がうるさい…黙らせる方法は?
A:根本原因に合わせた対策が必要です。
お腹がすいている、遊び足りない、寂しい、など理由はさまざま。鳴くたびに対応すると学習してしまうため、「無視」と「構う」のメリハリが大切です。
Q2:猫が外に出たがる…うるさい時はどうすれば?
A:完全室内飼育のまま満足させることがポイントです。
窓際にベッドを置いたり、外の景色が見えるような場所を整えたりすると、外への興味を代替できます。脱走防止策も忘れずに。
Q3:猫の発情期がうるさい!いつまで続く?
A:発情期はメスで1〜3週間程度、オスは発情中のメスの気配に反応して長引くことも。
何度も繰り返すため、根本的な対策として去勢・避妊手術が有効です。医師と相談のうえ早めの決断を。
Q4:猫がご飯の催促でうるさい時はどうする?
A:自動給餌器や時間の分散で「催促しても無駄」と学ばせるのが有効です。
また、遊びやふれあいで空腹以外の欲求も満たすように心がけましょう。焦らず、継続的な対応が鍵です。
まとめ:猫との生活で心を守るためにできること
猫の鳴き声に悩むのは、あなただけではありません。
まずは「なぜ鳴くのか」を知り、ひとつずつ対策を講じてみましょう。
飼い主も猫も、安心して眠れる環境を整えることが第一歩です。
「うるさい」と感じる自分を責める必要はありません。
あなたの心を守ることも、立派な“猫の幸せ”につながっています。