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犬が頭を打ったら病院に行くべき?状況別の判断基準を解説

飼い主さん
飼い主さん

うちの犬、遊んでて頭を打ったみたい…元気そうだから大丈夫かな?

ママ
ママ

この程度なら、連れて行かなくてもいいかな?

犬が頭を打つと心配にはなりますが、病院に連れていくか悩みますよね。

獣医師パパ
獣医師パパ

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

このブログの信頼性

この記事の内容

この記事で分かること

・犬が頭を打った時の緊急症状
・犬が頭を打った時の状況別観察
・Q&A:犬が頭を打った時の悩み

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

ママ
ママ

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。

犬が頭を打ったら病院に行くべき?状況別の判断基準を解説

愛犬が頭を打ってしまったら、まずは「今すぐ受診すべきサイン」を知っておくことが安心への第一歩です。

以下のようなサインが出たら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

犬が頭を打った時の緊急症状

①意識の異常をすぐ確認
②嘔吐や痙攣があったら即受診
③フラフラ・ぐったりしている
④出血が多い・傷が深い

ママ
ママ

一緒に勉強していきましょう!

犬が頭を打った時の緊急症状
①意識の異常をすぐ確認

  • 反応が鈍い、名前を呼んでも無反応
  • 目が虚ろ、どこを見ているかわからない
  • 動きが遅く、普段の元気さがない

犬が急にぼーっとしていたり、反応が鈍いと感じたら、脳震盪や頭部の重大なダメージが疑われます

どんなに元気そうに見えても、意識がはっきりしないのは明らかに緊急事態

できるだけ早く、動物病院に連れて行きましょう。

犬が頭を打った時の緊急症状
②嘔吐や痙攣があったら即受診

  • 頭を打った後すぐに吐いた
  • 突然体がピクピクと痙攣した
  • 口から泡を吹いているような状態

頭部の内部にダメージがある場合、嘔吐や痙攣は重篤なサインです。

脳への圧迫や出血の可能性があり、時間が経つほど危険性が増します

迷っている時間が命取りになりかねません。

犬が頭を打った時の緊急症状
③フラフラ・ぐったりも危険

  • 立ち上がろうとしても倒れてしまう
  • 歩いてもふらついてまっすぐ歩けない
  • いつもより明らかに元気がない、動かない

平衡感覚に異常が出ている可能性があり、脳の機能に何らかの障害が起きているケースがあります。

「少しおとなしいだけかな?」と軽く見ず、早めの受診を心がけましょう。

犬が頭を打った時の緊急症状
④出血が多い・傷が深い場合

  • 頭から出血しており、なかなか止まらない
  • 傷口が深く、皮膚がぱっくり割れている
  • 血がポタポタと垂れている、床に血が広がるほど出ている

頭部に出血や裂傷がある場合、それだけで緊急性が高いと考えてください。

特に頭は血管が多く、少量でも見た目以上に出血が派手になることがあるため、軽く見てしまいがちです。

また、「血が止まらない」「傷が深い」「触ると痛がる」「周囲が腫れてきている」といったサインがあれば、内部で炎症や感染、骨へのダメージが進行している可能性があります。

また、出血が続くとショック症状を起こすこともあるため、すぐに清潔なガーゼやタオルで軽く圧迫し、できるだけ早く動物病院で診てもらいましょう。

【状況別】犬が頭を打った時の観察ポイント

遊んでいて、つい「この程度なら大丈夫かな?」と見過ごしがちなケースもありますが、どんな場面だったかでリスクは変わります。

ママ
ママ

代表的なケースと注意点を見ていきましょう。

犬がベッドから落ちた場合

  • 低めのベッドでも打ち所が悪ければ危険
  • 落下後すぐは元気でも油断禁物
  • 数時間は注意して観察を

クッション性のある床でも、頭を強く打てばリスクはあります

落ちた瞬間だけで判断せず、数時間は「嘔吐」「フラつき」「意識の異常」が出ないかをしっかり観察しましょう。

犬が階段から落ちた場合

  • 段差があるぶん衝撃が強くなりやすい
  • 落下の途中で体をぶつけていることも
  • 歩行の乱れや意識の状態を重点的に観察

階段は高さもあるため、脳震盪や内出血、骨折のリスクが高まります。

小型犬や老犬は特に注意。歩かせず、タオルやクレートで安静に運んで受診を。

犬が高い場所から飛び降りた場合

  • 自分から飛び降りた=安心ではない
  • 前脚ではなく頭から落ちた可能性も
  • 高さ1mでも油断は禁物

犬は身軽に見えても、着地に失敗すれば大けがにつながります。

高い所からジャンプするのが得意な猫と違って、犬はわずか『30cm』程の高さから落ちただけでも骨折する可能性があります。

出典:わんちゃんホンポ>犬が骨折をする『高さ』の目安は?改善するべき3つの室内環境を解説

こた
こた

猫種や個体差にもよるけど、猫は2.5m前後の高さであれば大丈夫と言われています。(6~7mまでなら大丈夫という情報もある位です)

そのため、犬の場合はジャンプ直後に元気そうでも、数時間以内に症状が出るケースもあるため注意しましょう。

【Q&A】犬が頭を打った時のよくある悩み

犬の頭部のケガでは、「元気そうに見えても油断できない」という点が重要です。

ママ
ママ

ここでは「犬が頭を打った」時によくある悩みをQ&A形式で解説します。

Q1:犬が頭を打ったけど元気そうなら大丈夫?

A:元気に見えても、内部にわからないダメージが隠れている可能性があります。特に、打った直後は興奮状態で普段と変わらないように見えても、数時間経ってから異常が現れることがあります。

「名前を呼んでも反応が鈍い」「少しフラつく」「なんとなくおとなしい」など、普段と少しでも違う様子があれば、動物病院を受診、悩む場合は電話で相談してみてください。

Q2:犬が頭を打ったあとに鳴くのは危険?

A:「きゃん!」と突然鋭く鳴いたり、その後も落ち着かずに鳴き続けている場合は、痛みや不安、あるいは内部の異常があるサインかもしれません。

特に、いつもと違うトーンで鳴いたり、抱っこや触られるのを嫌がる、うろうろと落ち着かないといった行動が見られるなら要注意です。

Q3:犬が頭をぶつけたあとフラフラしている時は?

A:歩いているとフラつく、まっすぐに歩けない、何もないところでよろけるなどの様子が見られる場合は、平衡感覚に異常が出ている可能性があります。これは脳震盪や神経系のトラブルのサインです。

放っておくと症状が悪化する可能性もあるため、「少しフラついているだけ」と軽視せず、なるべく早く動物病院で診てもらいましょう。

Q4:犬が頭を打った後に痙攣している時は?

A:はい、痙攣は非常に危険なサインです。脳に強い衝撃が加わったり、出血・炎症が起きている場合に見られる症状で、時間との勝負になります。

もし痙攣と同時に、嘔吐やよだれ、失禁、意識が朦朧とする様子があるなら、さらに緊急度は高くなります

ためらわず、すぐにキャリーなどに入れて動物病院へ搬送してください。

まとめ:受診基準を知って、大切な愛犬を守ろう

頭を打った直後、元気そうに見えても安心はできません。

症状や状況別に冷静に判断することで、大切な愛犬の命を守ることができます。

少しでも不安を感じたら、まずはかかりつけの獣医師に相談してみてください。

  • この記事を書いた人

獣医師パパblog

獣医師パパ監修|愛犬・愛猫との4人家族|飼い主さんの「知りたい」情報を運営者のママが分かりやすく解説します。

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