
またたびをあげたら、すごく興奮して…あげすぎたかもしれない。大丈夫かな?

どれくらいが適量で、あげすぎたときはどうすればいい?
猫にとって魅力的なまたたびですが、あげすぎは心配になりますよね。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。
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こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
猫にまたたびをあげすぎた時の対処法|適正量と正しい与え方
猫にまたたびをあげすぎても命に関わるケースは少ないですが、過剰摂取は体調不良を引き起こす可能性があります。
焦らず、落ち着いて行動しましょう。
マタタビとはマタタビ科マタタビ属で別名、夏梅とも呼ばれる落葉性の蔓状の植物です。
漢字では木天蓼と記載されます。マタタビの実はドングリのような形のものとぼこぼこした形の2種類があります。
出典:PS保険>猫とマタタビ

一緒に勉強していきましょう!
またたびをあげすぎた対処法
①落ち着かせて様子を観察する
- 猫が興奮して走り回る、転がるなどの行動が見られる
- 静かな部屋に移し、無理に触らず見守る
またたびに過剰反応した直後は、猫がいつも以上に興奮状態になることがあります。
安全な場所で落ち着けるようにし、必要以上に構わないように注意しましょう。

窓を閉めるなど、脱走対策も必ずしてください!
またたびをあげすぎた対処法
②嘔吐や下痢がないか確認する
- 1回程度の嘔吐なら様子見でOK
- 何度も吐いたり元気がない場合は動物病院へ
猫の体質によっては消化器に影響が出ることもあります。
排せつ物の状態やトイレの様子をチェックし、異常が続くようなら早めの受診を検討しましょう。
またたびをあげすぎた対処法
③水を飲める環境を整える
- またたび後は水分補給が大切
- 脱水予防に、いつでも飲めるよう新鮮な水を置いておく
またたびで体温が上がったり、運動量が増えることでのどが渇くことがあります。
普段よりも水を飲みやすいよう、複数の場所に水を用意するのも効果的です。

興奮しているので、誤飲や誤食には注意が必要です!
またたびをあげすぎた対処法
④長引く異常なら動物病院へ
- 数時間以上興奮が続く、元気がない、食欲がないなどの異常
- 不安な場合は電話だけでも相談するのが安心
またたびが原因で長時間異常行動が続くことは稀ですが、万一の可能性も考えて慎重に行動しましょう。
迷ったら、まずは動物病院に問い合わせることが大切です。
猫のまたたびの適正量と正しい与え方

ここでは、今後またたびを安全に与えるための「適正量」と「与え方のコツ」を解説します。
またたびの適正量の目安
タイプ | 適正量の目安 | 頻度の目安 |
---|---|---|
粉末タイプ | 耳かき1杯程度 | 週1〜2回 |
スティックタイプ | 1回数分かじらせる | 週1回 |
おもちゃタイプ | 15〜30分程度 | 週に数回まで |
少なめ・短時間を意識することが、健康を守るポイントです。
※あくまで目安であり、子猫や老猫、基礎疾患のある子には注意が必要です。
またたびの与え方のコツ
- 食後や落ち着いた時間帯に与える
- 猫が自由にやめられるようにする
- 子猫(6か月未満)や高齢猫には控える
与えるタイミングや環境にも注意が必要です。
猫が安心してリラックスできる状況で少しずつ試してあげることで、より安全に楽しめます。
猫にまたたびを与えすぎた時のリスク
与えすぎることで起きる可能性のある問題についても把握しておきましょう。
- 興奮しすぎてストレスになる
- 吐き気や下痢などの消化器症状を引き起こす
- 習慣化して依存的な行動につながる恐れ
「愛情表現のつもり」が逆効果にならないように、またたびは適量を意識しましょう。
【Q&A】猫のまたたびに関するよくある悩み
最後に、実際によくある飼い主さんの疑問をQ&A形式で解説していきます。
Q1:猫にまたたびを与えて死亡することはある?
A:またたびの摂取で即座に命に関わることはほとんどありません。
ただし、大量摂取により呼吸器や神経系に一時的な異常が出ることがあるため、異変が続く場合は病院を受診しましょう。
Q2:猫にまたたびは何歳から与えていい?
A:一般的には生後6か月以降が目安です。
それ以前の子猫はまだ感受性が高く、またたびに過剰反応しやすいため控えるのが無難です。
Q3:猫のまたたびに致死量ってあるの?
A:明確な致死量は確認されていませんが、過剰摂取による嘔吐や神経過敏の可能性は考えられます。
安全のためにも適量を守ることが大前提です。
Q4:猫がまたたびで凶暴化することはある?
A:一部の猫では興奮しすぎて攻撃的になるケースもあります。
普段は穏やかな猫でも、またたびの影響で性格が変わるように見えることがあります。与える際は十分に観察を。
まとめ:またたびは適量なら安心して楽しめる
猫にまたたびをあげすぎた場合でも、まずは落ち着いて観察し、必要に応じて動物病院へ相談しましょう。
「少量・適度」を守れば、またたびは猫との暮らしをより豊かにしてくれるアイテムです。
日常のちょっとしたご褒美として、上手に取り入れていきましょう。