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猫のお腹がピンク色なのは異常?原因と見逃せない皮膚症状

飼い主さん
飼い主さん

うちの猫のお腹がいつもよりピンクっぽく見えて…大丈夫かな?

ママ
ママ

ただ禿げただけ?それとも皮膚病のサイン?

猫の皮膚の変化に気付くのは非常に大切なことです。

獣医師パパ
獣医師パパ

愛猫のお腹を見たとき、いつもより“ピンクっぽい”と感じたことはありませんか?

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

このブログの信頼性

この記事の内容

この記事で分かること

  • 猫のお腹がピンク色に見える5つの原因
  • 猫の見逃せない皮膚症状と考えられる病気
  • 受診すべきタイミング
  • 飼い主がよく抱える疑問にQ&Aで回答

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

ママ
ママ

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。

猫のお腹がピンク色なのは異常?原因と見逃せない皮膚症状

猫のお腹が「いつもよりピンクに見える」と感じたら、まずは考えられる原因を整理しておきましょう。

正しい判断のためのファーストステップです。

猫のお腹がピンク色の原因

① 過度なグルーミング・舐め
② アレルギーや外部寄生虫による炎症
③ 感染症・真菌・細菌による皮膚反応
④ 内臓疾患・ホルモン異常の影響
⑤ 生理的な色の変化・体質の問題

ママ
ママ

一緒に学んでいきましょう!

猫のお腹がピンク色の原因
①過度なグルーミング・舐め

  • お腹を頻繁に舐めたり噛んだりすることで被毛が薄くなる
  • 地肌が見えやすくなり、皮膚のピンク色が目立つ
  • 特に白毛・淡毛種では色の変化が分かりやすい

過度なグルーミングは、ストレスやアレルギー、皮膚病などのサインかもしれません。

「毛が薄い=舐め癖」と決めつけず、原因を探る視点が大切です。

猫のお腹がピンク色の原因
②アレルギーや外部寄生虫

  • ノミ・ダニなどに対するアレルギーで炎症が出る
  • 掻き壊しやかさぶたができ、皮膚が赤く見える
  • ハウスダストや洗剤・食物アレルギーも関与する場合あり

アレルギーによる皮膚炎は、軽度でも“赤み+脱毛”の組み合わせが多く、お腹は被毛が薄いので特に目立ちやすいです。

猫のお腹がピンク色の原因
③感染症・真菌・細菌

  • リングワーム(皮膚糸状菌)などの真菌感染による脱毛・炎症
  • 細菌性皮膚炎では、赤く腫れる・湿疹が出るなどの症状が出やすい
  • 傷やかさぶたがある場合は細菌感染を疑う

皮膚がピンク+赤みを帯びていたり、かさぶた・にじみがある場合は感染症の疑いが高くなります

自己判断せず、検査で原因を特定することが重要です。

猫のお腹がピンク色の原因
④内臓疾患・ホルモン異常

  • 副腎・甲状腺・肝臓などの異常が皮膚の代謝や色に影響することがある
  • ホルモンバランスの乱れで血流が増加し、皮膚がピンクっぽく見える
  • 皮膚症状だけでなく、元気・食欲・体重変化も要チェック

皮膚の色の変化が「内臓からのサイン」であることも。

体調と合わせて観察することで、隠れた病気の早期発見につながります。

猫のお腹がピンク色の原因
⑤生理的な色の変化・体質

  • 白毛や淡毛の猫は、もともと皮膚が透けて見えやすい
  • 光の加減や季節によって血流が増えてピンク色になることも
  • 病気ではなく“猫の個体差”として問題ないケースもある

「ずっとピンクだった」「体調に変化がない」場合は、体質による可能性が高いです。

ただし、明らかな変化や他の症状を伴う場合は注意が必要です。

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猫の見逃せない皮膚症状と考えられる病気

お腹がピンクに見えるだけではなく、「何か皮膚がおかしい」と感じたら、他にも気づくべきサインがあるかもしれません。

ここでは、病気の可能性を示す重要な皮膚の変化を分かりやすくまとめてご紹介します。

サイン具体的な症状例考えられる原因
脱毛局所的・左右対称、地肌が露出アレルギー、ストレス、感染症など
赤み・炎症ピンク〜赤色の発疹や腫れアレルギー、寄生虫、細菌・真菌感染
痒み・引っかき傷舐め続ける・かき壊すノミ、真菌、アトピー性皮膚炎
湿疹・かさぶたブツブツ、小さなかさぶた、膿細菌性皮膚炎、ミリアリーダーマティティス
出血・潰瘍出血点、ジュクジュク、潰れた皮膚自傷、悪化した炎症、腫瘍性変化

アビシニアンやメイン・クーンはアレルギー性の皮膚炎、ペルシャやヒマラヤン、エキゾチック・ショートヘアは、真菌(しんきん)感染による皮膚病になりやすいといわれています。

出典:アイペット損害保険株式会社>猫の皮膚病とは? 症状・種類・対策などを獣医師が解説

猫の見逃せない皮膚症状
①脱毛(地肌が見えるレベル)

  • 一部分だけ毛が抜け、皮膚が露出している
  • 左右対称の脱毛はホルモン異常の可能性も
  • 脱毛部に赤みや湿り気、かさぶたがあると皮膚炎が疑われる

猫はストレスや舐めすぎで自ら毛をむしってしまうこともあります。

脱毛が進行する場合や皮膚の異常を伴う場合は、皮膚病やアレルギーの可能性が高いため、早めの検査が望まれます。

猫の見逃せない皮膚症状
②皮膚の赤み・炎症

  • 皮膚が全体的または部分的に赤くなる
  • 腫れや熱感を伴うこともあり、痛がるケースもある
  • 寄生虫や接触性アレルゲンによる反応が多い

赤みが出ている皮膚は、体が「何かと戦っている状態」です。

アレルゲン(ノミ・ダニ・食べ物・洗剤)や細菌への防御反応で炎症が起きていることが多いため、適切な除去や治療が必要になります。

放置するとかゆみや痛みが悪化するので、早めの受診が大切です。

猫の見逃せない皮膚症状
③痒み・引っかき傷

  • 舐め続ける、噛む、爪で引っかくなどの行動が見られる
  • 引っかき傷ができたり、出血することもある
  • 慢性的になると色素沈着や皮膚の厚みが出ることも

かゆみがある場合、猫は我慢せずに強く掻いたり噛んだりしてしまうため、症状が悪化しやすくなります。

ノミ、アレルギー、真菌など多くの皮膚病で共通して見られるサインなので、軽視せず注意が必要です。

猫の見逃せない皮膚症状
④湿疹・かさぶた

  • 小さな発疹、丘疹、ぷつぷつとしたかさぶたが出現
  • 湿疹は皮膚病変で多いサイン
  • お腹、背中、首、内腿などに広がることがある

湿疹はアレルギー反応や感染症の初期症状として多く見られます。

かさぶたや小さな膿がある場合は、皮膚の深層まで菌が入っている可能性があるため、放置は禁物です。

猫の行動変化に注目して、体調・生活環境も一緒に見直してみましょう。

猫の見逃せない皮膚症状
⑤出血・潰瘍

  • 皮膚が破れたり、潰れて出血している状態
  • ジュクジュクと湿っていたり、悪臭がすることもある
  • 悪化した皮膚炎・自己損傷・腫瘍などが原因の可能性も

潰瘍や出血は、軽度の皮膚病変ではなく、中等度以上の進行サインと考えられます。

皮膚だけでなく全身の免疫や代謝にも関係するケースがあるため、迅速な診察と治療が必要です。

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Q&A:猫のお腹や皮膚に関するよくある質問

最後に、猫のお腹がピンク色・脱毛・皮膚トラブルに関して、飼い主からよく寄せられる悩みをQ&A形式で解説します。

Q1:猫のお腹の毛がはげるのはストレス?

A:ストレスが原因で過剰なグルーミングが起こることがあります。

環境の変化や退屈、不安などが関係していることも多いため、生活環境を見直すと改善する場合があります。

Q2:夏に猫のお腹ピンク色になる原因は?

A:気温が高い時期は血流が増えやすく、皮膚が赤く見えることがあります。

また、ノミやハウスダストが活発になる季節でもあるため、皮膚病の可能性も視野に入れてチェックしましょう。

Q3:猫のお腹がタプタプしてるのは放置で大丈夫?

A:お腹のたるみ(ルーズスキン)は正常な体の構造で、特に問題はありません。

ただし、急に膨れた・腫れがある・触ると痛がる場合は病気の可能性もあるため注意が必要です。

Q4:猫の毛が抜ける…足の皮膚が見えるのは病気?

A:部分的な脱毛や皮膚の露出は、感染症・寄生虫・アレルギーの可能性があります。

かゆみやかさぶたを伴っているなら、早めに動物病院で診察を受けましょう。

Q5:猫の毛が部分的に抜けるのは異常?

A:換毛期を除いて部分的に毛が抜けている場合は、皮膚炎やストレス性脱毛などが考えられます。

かゆみ・赤み・傷があるかを確認し、異常があれば受診を。

Q6:猫はストレスでも毛が抜けるって本当?

A:ストレスや不安が続くと、猫は過剰にグルーミングを行い、毛が抜けることがあります。

環境改善や遊びの時間を増やすことで落ち着く場合があります。

まとめ:猫の皮膚の変化に気付いてあげよう

猫のお腹がピンクに見える原因は、体質や毛色による自然なものから、皮膚炎や内臓の病気まで多岐にわたります。

「ただの見た目の問題」と侮らず、他の症状と合わせて観察することが大切です。

日々の皮膚チェックを習慣にして、大切な愛猫の健康を守ってあげましょう。

  • この記事を書いた人

獣医師パパblog

獣医師パパ監修|愛犬・愛猫との4人家族|飼い主さんの「知りたい」情報を運営者のママが分かりやすく解説します。

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