
凄く気になるけど、実際に猫が事故にあった話を聞いてちょっと不安…

どんな製品を選べばリスクが少ないか知りたい…
一緒に実例を見た上で、注意点や選び方を考えていきましょう。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
猫用自動トイレの事故事例|購入前に知りたい注意点と選び方
非常に悲しいことですが、実際に事故事例は報告されています。
猫用自動トイレは便利アイテムですが、安全性を軽視すると重大な事故につながる可能性があります。
まずは、事故の実例を知りどんなリスクがあるのかを知っておきましょう。

一緒に学んでいきましょう!
①トイレ転倒による窒息死(2018年・国内)
おそらく、SNS関連で1番知っている人が多い事故だと思います。
2018年、日本国内で「リッタースピナー」という英国製の猫用自動トイレが横転し、猫が内部で閉じ込められて窒息死するという事故が起きました。
製品自体の重心が不安定だったことで横転してしまい、出入り口が床で塞がれてしまったことが要因とされています。
事故後、この製品は販売中止となりました。
②センサーの誤作動で閉じ込め事故
死亡事故には至っていませんが、センサーの誤作動による事例が挙げられます。
- 猫の体重が軽すぎてセンサーが反応しなかった
- 掃除開始時に猫が内部にいることを検知できず、扉が閉まってしまった
- ストレスや怪我のリスクが高まる
これは、特に体重3kg未満の子猫や小柄な猫だと、動体検知センサーが感知しづらいことによる誤作動が要因だと考えられています。
④掃除中に猫の頭が挟まり死亡(2024年・海外)
最近の事例だと、2024年にアメリカで起きた事故です。
自動清掃機構が作動中に猫が内部に入り込み、センサーが反応しなかったことで猫の頭が挟まり死亡するという事故が起きました。
事故が起きた製品はAmazonで購入されていますが、有名な自動トイレと似ている信頼性の低い海外メーカーの製品であり、模倣品である可能性が指摘されています。

安価で販売されている商品は、正規品ではない可能性があり極めて危険です。
猫用自動トイレの事故を防ぐ!注意点と選び方
自動トイレは、排泄物の処理を自動化することで飼い主の負担を大きく軽減し、猫にとっても清潔なトイレ環境を維持できる便利なアイテムです。
ここからは、事故を未然に防ぐためのポイントや、安心して使える製品の選び方を詳しく解説します。
私の妹のお話

実際に、全自動トイレを使用している私の妹の感想です。
現在2匹の猫を飼っていますが、仕事が忙しいため導入しました。猫それぞれの排泄状況が、外でも分かることや、清掃の負担が少ないことが最大のメリットであり、本当に助けられています。高くても買ってよかったアイテムです。
猫用自動トイレ購入前に!チェックリスト
購入時に見落としがちなポイントも多いため、以下のような項目をしっかり確認してから選ぶことが大切です。

購入前に必ずチェックして欲しい内容をまとめていきます。
チェック項目 | 内容 |
---|---|
信頼できるブランドか | 正規メーカーや長年の実績があるブランドを選ぶことで、製品の信頼性やアフターサポートが受けやすくなります。模倣品や無名ブランドは事故のリスクが高まります。 |
動作停止センサーの有無と精度 | 猫がトイレ内にいるときに自動で動作が止まるセンサーは必須。反応速度や感知範囲、特に小柄な猫への対応力も確認しましょう。 |
メンテナンスのしやすさ | 毎日の清掃や部品の取り外しが簡単であることが重要です。メンテナンスが煩雑だと、逆に衛生面でのリスクが高まります。 |
使用レビューや評価の内容 | SNSやECサイトでのレビューを数件ではなく、時期・期間を分けて確認することで信頼性を判断できます。事故報告がある製品は避けるのが無難です。 |
猫のサイズや性格に合っているか | 大型猫・子猫・神経質な猫など、猫の個体差に応じてトイレの大きさや静音性、出入り口の高さを選ぶ必要があります。多頭飼い対応モデルかどうかも重要なポイントです。 |
見た目や価格だけで選ばず、「動作中に猫が入っても停止するか」「多頭飼いでも正確に感知できるか」など、安全性を最優先にチェックしましょう。
また、販売元が正規かどうか、保証がついているかなども、安心して使い続けるためには重要なポイントです。

センサーの誤作動のリスクを考慮し、子猫の内は使用を控えた方が安全かもしれません。
商品の体重制限は要確認です!
安全な使用環境を事前に考えよう
どれだけ安全設計された自動トイレでも、設置環境が整っていなければ、本来の性能を発揮できず、逆に事故のリスクを高めてしまうことがあります。
以下のポイントを確認し、猫が安心して使える環境を整えましょう。
環境面のチェック項目 | 内容 |
---|---|
平坦で安定した床に設置する | 傾きや段差のある床では機器が転倒したり、センサーが誤作動を起こす可能性があります。滑り止めマットの併用も効果的です。 |
コンセント周りの安全対策をする | コードを噛む癖がある猫には保護カバーを装着しましょう。配線が露出していると引っかかって転倒・感電の恐れがあるため、配線位置にも注意が必要です。 |
猫の年齢や体格に合ったモデルを選ぶ | 出入口が高すぎると、子猫や高齢猫にとっては負担になります。また、動作音や内部スペースも猫の性格によってはストレス源となるため、静音性や構造も重要です。 |
多頭飼いでは使用時の様子を観察する | 一匹が使用中に別の猫が近づくと、センサー誤作動の原因になることもあります。多頭対応モデルでも、導入初期は使用のタイミングや反応をよく観察しましょう。 |
猫が安心してトイレを使えるようにするには、製品の性能だけでなく、置き場所や生活環境との相性も含めた総合的な視点が必要です。
事故やストレスを防ぐためにも、設置後の見守り・点検は忘れずに行いましょう。

トイレの転倒防止や定期的なセンサーの点検、トイレ周りの環境整備を徹底しましょう!
【Q&A】猫の全自動トイレに関するよくある悩み
最後に、実際によくある飼い主さんの疑問をQ&A形式で解説していきます。
Q1:全自動猫トイレのデメリットは?
A:はい。価格が高い、故障時の対応が面倒、音が気になるといった点がよく挙げられます。
導入前に猫の性格や生活スタイルとの相性をよく検討しましょう。
Q2:猫の自動トイレはやめた方がいいって本当?
A:すべての家庭に向いているわけではありません。神経質な猫や小型猫にはストレスになることもあります。
使いこなせない場合は、従来のトイレに戻す選択も必要です。
Q3:全自動猫トイレは下痢でも使える?
A:基本的には使用可能ですが、排泄物の水分量が多いとセンサーや清掃機構が誤作動する可能性があります。
体調が不安定なときは手動での確認をおすすめします。
Q4:全自動猫トイレは多頭飼いに向いていますか?
A:モデルによりますが、使用可能なトイレも多くあります。
ただし、トイレの使用タイミングや個体差によってトラブルが起きることもあるため、慣れるまでは様子を見て導入するのがベストです。
まとめ:猫用自動トイレ注意点を理解した上で選ぼう
猫用自動トイレは、正しく選べば非常に便利なアイテムです。
ただし、事故の事例からも分かるように、安全性を軽視すると命に関わる危険があります。
信頼できるメーカーの製品を選ぶこと、猫の個性や家庭環境に合ったモデルを選ぶことが何より大切です。
この記事を参考に、後悔のない選択をしてくださいね。