
トイレが臭うから洗剤を使いたいけど、みんなは何を使ってるの?

市販のペット用洗剤の方が良いのかな?
トイレの丸洗いは定期的にするので、洗剤選びも気になりますよね。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
猫のトイレ掃除|おすすめ洗剤5選と注意点
猫用のトイレは、匂いや汚れが気になる飼い主のお悩みの1つ。
そして出来れば愛猫に安全な洗剤を選びたいですよね。
今回は、香り・刺激・残留性を考慮したおすすめ洗剤について解説します。

一緒に学んでいきましょう!
①重曹:消臭+研磨
- 弱アルカリ性でニオイの原因に中和作用
- ナチュラル成分で比較的安全
- 軽い研磨作用があり、汚れ落としにも使える
- 使い方:水でペースト状にし、塗布後に軽くこする
重曹は手軽でコスパもよく、初心者にも扱いやすい洗剤。
ただし、研磨力があるためプラスチック素材をゴシゴシこすると傷になることも。やさしく洗うのがポイントです。

軽い汚れの日常掃除用!
②クエン酸:尿石に有効
- 酸性成分が尿石などのアルカリ性汚れを分解
- 黄ばみやニオイを効果的に落とせる
- 20〜30分ほど浸け置きが効果的
尿石や猫の尿の匂い原因であるアルカリ成分には、クエン酸が活躍。
スプレーで吹きかけて放置するだけでも十分ですが、念のため素材への影響を避けるため、時間は控えめに。

尿石除去や、匂いが気になる時におすすめ!
③オキシクリーン:漂白作用あり
- 酸素系漂白剤で、黄ばみや黒ずみの分解に優秀
- 塩素系より刺激が少なく、臭いも控えめ
- 漬け置きの時間は基本的に20分程度で良い
- 使用後はしっかりすすぎ、乾燥させるのが必須
見た目の清潔感を保ちたいときに便利なアイテム。
猫の健康を守るため、丁寧なすすぎは忘れずに。

しつこい汚れや、色移り対策に!
④ペット用洗剤:配慮された処方
- 市販のペット用洗剤は安全性を重視して設計
- 無香料・低刺激・成分残留しにくいものが多い
- 「猫が舐めても安心」と明記されている製品がベター
- 成分表をチェックし、「界面活性剤」「香料」などが少ないものを選ぶ
猫の健康を考えて作られたペット用洗剤は、毎日の掃除に心強い存在。
ペットのことを考えた設計であり、安心安全に使える商品が充実しています。

愛猫に安全な洗剤を使いたい方向け!
⑤ペット用消臭スプレー:仕上げ用
- 洗剤後の仕上げに使うと消臭・抗菌効果アップ
- 酵素系・銀イオン系・次亜塩素酸水などが主流
- 猫が直接触れる前にしっかり乾かすことが重要
- 毎日の軽いニオイ対策としても使いやすい
直接洗えないときや、すぐに使いたいときに重宝するのが消臭スプレー。
あくまで「補助」としての使用が基本で、洗剤と組み合わせて使うことでより快適な環境を維持できます。

トイレ丸洗い後の消臭対策におすすめ!
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猫のトイレ洗剤の選び方・使い方の注意点

ここでは、猫のトイレ洗剤の選び方や、使い方の注意点をまとめて解説していきます。
注意点①香料・刺激成分は極力避ける
- 猫は嗅覚が非常に敏感
- 強い香りはストレスやトイレ嫌いの原因に
- 柑橘系・アロマ系の香料は特にNG
- 成分表に「香料」「着色料」「界面活性剤」があるかを確認
香りが良い=猫にとって快適、とは限りません。
人間目線の「いい匂い」でも、猫にとっては刺激でしかないことも。できる限り無香料の製品を選びましょう。
注意点②塩素系・漂白剤の使用は慎重に
- 強力な除菌効果がある反面、刺激も非常に強い
- 換気・すすぎ・乾燥が不十分だと健康リスクに
- 皮膚・粘膜への刺激や、吸入による呼吸器トラブルの可能性あり
- 使用するなら極力薄め、猫が使う前に完全乾燥を徹底
どうしても使いたい場合は「猫がいないときに」「完全に乾かす」などの工夫が必要。
日常的な掃除にはあまり向きません。
注意点③濃度・放置時間に注意
- 洗剤を濃くしすぎると、素材が劣化するリスクあり
- 長時間の浸け置きはトイレのプラスチックが変色・変質することも
- 使用説明を守るのが最も安全な方法
漬け置きの時間は基本的に20分程度で十分です。ただし泥汚れの付いた衣類などは、汚れに応じて時間を調整しましょう。
オキシクリーンの溶液は最大で6時間までは効果を発揮できます。6時間以上たつと過炭酸ナトリウムが完全に分解してしまい、漬けていても洗浄の効果は失われてしまいます。
「効果を出したいから長く置く」という気持ちはわかりますが、トイレ自体の寿命を縮めることになりかねません。

それぞれの洗剤の用法容量を守りましょう!
注意点④すすぎと乾燥を徹底
- 洗剤成分が残ると皮膚炎や中毒の原因に
- 猫が舐めることで体内に取り込む可能性もある
- 水でしっかり洗い流し、風通しのよい場所で乾燥させる
- 乾かすまで猫に触れさせないように工夫を
どんなに安全な洗剤でも「残っていれば意味がない」。
しっかりすすぐ・よく乾かす、この2つを忘れなければ、ほとんどの洗剤は問題なく使えます。
まとめ:愛猫のきれいで快適なトイレを目指して
選ぶ洗剤は「効果」だけでなく「安全性」が鍵。
重曹・クエン酸・オキシクリーン・ペット用洗剤・消臭スプレー、それぞれを使い分けながら丁寧にケアしましょう
猫にとって快適なトイレ環境は、健康やストレス軽減にも直結します。
あなたの愛猫が安心してトイレを使えるよう、日々の掃除にちょっとした工夫を取り入れてみてくださいね。