
3ヶ月の子犬って、どの位の時間ケージから出していいの?

ケージにいるとかわいそうかなって思うけど、出しすぎもダメって聞くし…。
迎えたばかりの子犬のケージ問題は悩みますよね。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
3ヶ月の子犬をケージから出す時間|子犬のストレス緩和法
子犬にとってケージは「安全な居場所」であり、「しつけの基本」となる空間でもあります。
でも、成長とともに“出す時間”も少しずつ調整が必要です。
ここでは、3ヶ月の子犬をケージから出す目安時間や、ケージの役割について解説します。

一緒に学んでいきましょう!
3ヶ月の子犬のケージ時間
①ケージは安心の基本拠点
ケージの重要な役割①「安全を確保すること」
ケージの重要な役割②「イタズラ・誤飲・誤食を防ぐこと」
出典:わんちゃんホンポ>犬に「ケージ」が重要な理由2つ
子犬にとって、ケージは「刺激から離れて落ち着くための場所」です。
外に出してばかりいると、気持ちが休まらず情緒不安定になってしまうことも。

まずは、ケージが心地よい空間になるように整えましょう。
3ヶ月の子犬のケージ時間
②出すのは1日1〜2回まで
- 外に出す回数は少なく、刺激を調整する
- ケージ中心の生活を基本に
体力も感情も未熟な3ヶ月の子犬は、外で過ごす時間が長すぎるとストレスや興奮状態になりやすいです。
1日1〜2回のペースから慣らしていくと、子犬も安心しやすくなります。
3ヶ月の子犬のケージ時間
③1回10〜15分程度から開始
- 短い時間からスタートして徐々に延ばす
- 疲れる前に終わらせることがコツ
子犬の集中力はとても短く、長時間遊ばせても意味がないどころか逆効果。
10〜15分の質の高い遊びや運動で満足させるほうが、ケージに戻ったあともスムーズに落ち着けます。
3ヶ月の子犬のケージ時間
④遊んだら必ず戻す習慣を
- 遊び→ケージに戻る流れを毎回同じにする
- ケージに戻ることが嫌にならない工夫を
遊んだあとにケージへ戻す習慣をつけると、子犬は生活のリズムを覚えやすくなります。
戻るたびにご褒美をあげたり、やさしく声をかけると、ケージをポジティブに感じてくれるようになります。
3ヶ月の子犬のケージ時間
⑤無理に出しすぎないこと
- 出しすぎると落ち着かない子に育つ可能性も
- 短時間でも毎日のリズムを大切に
「かわいそう」と思って自由にさせすぎると、自立心が育たなかったり、しつけがうまく進まないこともあります。
大事なのは、安心できる拠点を守ること。短くても濃い接し方を意識しましょう。
\子犬の室内フリーに関する記事はこちら/
3ヶ月の子犬とケージ:子犬のストレス緩和法

ケージで過ごす時間が子犬にとって快適で楽しいものであれば、無理に外に出す必要はありません。

ついつい、子犬と触れ合いたくて、ケージから出したくなる気持ちも分かります。
ここでは、ケージ時間の質を上げる工夫をご紹介します。
①ケージを“嫌な場所”にしない工夫
子犬がケージを安心できる「自分の居場所」として受け入れられるように、日常から意識しておきたいポイントをお伝えします。
工夫のポイント | 内容 |
---|---|
ケージ=安心の場所と認識させる | ケージは休憩・睡眠・落ち着くための場所として、日常的に静かな時間を過ごせる空間にすることが大切です。 |
叱った直後には入れない | 「怒られた→ケージに入れられた」という経験をすると、ケージが罰の場所だと誤解し、入りたがらなくなります。 |
ブランケットやぬいぐるみを活用する | 子犬のにおいがついた柔らかいブランケットや、安心できるおもちゃを常に置いておくと、落ち着いて過ごしやすくなります。 |
ケージは決して「閉じ込める場所」ではなく、「自分の安心できる空間」として育てていくことが重要です。
普段から静かで快適な環境を保つことで、子犬自身が自発的に入るようになります。
特に、叱った直後に入れるとネガティブな印象が強まりやすいため、注意しましょう。
②ひとり遊びに慣れさせる工夫
- コングや知育トイを使って自分で遊ぶ時間を作る
- 一人で落ち着いて過ごせる時間を育てる
- 分離不安の予防にもつながる
一人で遊べるようになることは、将来の留守番や夜間の睡眠にも大きく影響します。
おやつが出る知育おもちゃなどを活用し、子犬が「ケージの中でも楽しい」と感じられる環境を作りましょう。
③ケージ外での遊びは短く濃く
- 遊びの時間はメリハリが大切
- 短時間でしっかり運動・しつけをする
- 興奮状態が続かないように注意
ダラダラと長く遊ぶよりも、集中して遊ぶことで疲労感も得られやすくなります。
ボール遊びや引っ張り合いなどを短時間行い、スムーズにケージに戻る習慣づけを意識しましょう。
④声かけ・スキンシップの重要性
- ケージ内でも声をかけて安心感を与える
- 距離があっても「つながっている」感覚を作る
ケージにいるからといって無視するのではなく、目が合ったときに声をかけたり、名前を呼んで反応してあげることで、子犬は安心します。
これが信頼関係を築く第一歩にもなります。
【Q&A】3か月の子犬とケージに関するよくある悩み

最後に、実際によくある飼い主さんの疑問をQ&A形式で解説していきます。
Q1:子犬の室内フリー いつから?
A:目安は4〜6ヶ月以降で、トイレやいたずらの管理ができるようになってからが理想です。
早く自由にさせすぎると、問題行動が定着するリスクがあります。
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Q2:子犬をケージから出すと走り回るのは大丈夫?
A:短時間ならOKですが、興奮が続く場合は一旦落ち着かせましょう。
過剰な興奮はストレスやケガの原因になることもあるので、遊びの質を見直すと◎。
Q3:3ヶ月の子犬 元気すぎると感じたら?
A:体力がついてきた証拠でもありますが、刺激が多すぎる可能性もあります。
静かな時間やひとり遊びのバランスを見直すと、落ち着きやすくなります。
Q4:子犬をケージから出すとトイレを失敗しやすいのはなぜ?
A:ケージ外に出ると興奮して排泄サインを見逃しがちになります。
出す前後でトイレのタイミングを決め、成功をしっかり褒めて教えていくことが大切です。
まとめ:子犬にとってケージは安心できる居場所
3ヶ月の子犬にとって、ケージは安心できる場所であり、まだまだ生活の中心であるべき時期です。
1日1〜2回・10〜15分程度の短時間の外遊びからスタートし、少しずつ外の世界に慣れさせていきましょう。
大切なのは、無理せず、子犬のペースを尊重した関わり方。
ケージも外も「安心できる場所」になるよう、毎日の暮らしの中で少しずつ整えていきましょう。