
ほねっこは体に悪いの?

どの位なら与えても大丈夫?
大切な愛犬にあげるおやつだからこそ、「健康へのリスク」が気になりますよね。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
ほねっこは体に悪い?おやつの定義と正しい与え方
「ほねっこ=体に悪い」という噂を耳にすることもありますが、実際には与え方や体質次第で影響は変わります。
与え方や、愛犬に適した商品を選べば、決して体に悪いものではありません。

一緒に勉強していきましょう!
ほねっこは体に悪い?
①与えすぎは体に悪い
- ほねっこは主食ではない
- 与えすぎると肥満や栄養の偏りに繋がる
- 小型犬や運動量の少ない犬は特に注意
おやつであるほねっこには、ドッグフードのような栄養バランスはありません。
たくさん与えてしまうと、カロリーの過剰摂取やカルシウム・リンの偏りが健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
ほねっこは体に悪い?
②成分はおやつとして設計
- カルシウム、ビタミン類などが配合
- 栄養補助としての位置づけ
- メインの食事(総合栄養食)とは別物
ほねっこは、嗜好性が高く、噛むことで歯垢除去にも役立つよう設計された犬用スナックです。
原材料 穀類(小麦粉等)、肉類(チキン等)、糖類、乳類(ミルクカルシウム等)、ビール酵母、魚介類、油脂類、グルコサミン(カニ由来)、サメ軟骨抽出物(コンドロイチンを含む)、ミネラル類(リン酸カルシウム、塩化ナトリウム、焼成カルシウム)、品質保持剤(プロピレングリコール)、着色料(二酸化チタン)、増粘安定剤(グリセリン)、保存料(ソルビン酸カリウム)、アミノ酸類(ロイシン、リジン、バリン、イソロイシン、スレオニン、フェニルアラニン、メチオニン、ヒスチジン、トリプトファン)、pH調整剤、酸化防止剤(エリソルビン酸ナトリウム、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
栄養成分 たん白質・・・12.0%以上、脂質・・・0.5%以上、粗繊維・・・1.5%以下、灰分・・・30.0%以下、水分・・・25.0%以下
エネルギー 230kcal(100gあたり)
ただし、必要な栄養素をすべて補えるわけではないため、主食の代わりにはできません。
ほねっこは体に悪い?
③アレルギーや体質に注意
- 原材料に鶏肉、小麦、乳製品など
- アレルギー体質の犬は慎重に
- シニア犬や持病のある犬は要相談
特定の原材料にアレルギーがある犬には、症状を悪化させるリスクがあります。
また、腎臓病など持病を持つ犬には、成分が悪影響になることも。健康状態に応じて適切に判断しましょう。
犬にとって「おやつ」の定義とは?

「おやつ=軽い食事」というイメージを持たれがちですが、犬にとってはもっと意味があります。
正しい定義と役割を理解しておくことで、与え方にも自然と気を配れるようになります。
犬のおやつの定義
①主食ではなく補助食
- 栄養バランスを整えるのは主食の役割
- おやつは「楽しみ」や「ご褒美」がメインの目的
- 健康維持には主食とのバランスが大切
おやつに頼りすぎてしまうと、ドッグフードから摂取すべき栄養素が不足してしまう可能性があります。
おやつはあくまで日常生活のアクセントとして活用しましょう。
犬のおやつの定義
②コミュニケーションやしつけ
- しつけやトレーニングの強化に使える
- 良い行動を定着させやすい
- ご褒美=喜びの経験となり信頼感が深まる
おやつは犬にとってポジティブな経験と結びつけやすいアイテムです。
うまく使えば、しつけや行動修正の助けになるため、トレーニングとセットで取り入れる飼い主さんも多いです。
犬のおやつの定義
③犬の楽しみとしての役割
日々の生活に変化や喜びをもたらすおやつは、犬のQOL(生活の質)を高める要素にもなります。
特に「噛む」行動は、ストレス発散や顎の健康にもつながるため、精神的な満足感にも寄与します。
ほねっこは体に悪い?正しい与え方と注意点
ほねっこは「どのように与えるか」によって健康への影響が大きく変わります。
正しい使い方を知って、安全に与えるようにしましょう。
正しい与え方①適量を守る
- パッケージの目安量を確認
- 犬の体重や年齢に合わせて調整
- 毎日ではなく週数回のペースもOK
「体に悪い」と言われる原因の多くは「与えすぎ」にあります。
特に肥満傾向の犬や運動不足の犬には注意が必要です。
正しい与え方②与えるタイミングを工夫
- 散歩後やトレーニング後がおすすめ
- 主食の前は避ける
- 飼い主と犬の関係性を深める機会になる
ご褒美や習慣として与えるなら、犬が頑張った後が理想的です。
タイミングによっては、おやつの価値が上がり、しつけにも良い影響を与えることがあります。
正しい与え方③獣医師に相談
犬の健康状態によっては、おやつの成分が負担になる場合もあります。
とくに以下のケースでは、獣医師の意見を聞いた上で判断するのがおすすめです。
状況 | 注意点 |
---|---|
腎臓病がある | カルシウム・リンの過剰摂取に注意 |
肥満傾向 | カロリー制限が必要 |
食物アレルギーがある | 原材料のチェックが必須 |
シニア犬 | 消化能力が低下している場合あり |

ほねっこシリーズにも沢山の種類があるので、自分の愛犬に適したタイプを選びましょう!
【Q&A】犬のおやつの「ほねっこ」に関するよくある悩み
最後に、実際によくある飼い主さんの疑問をQ&A形式で解説していきます。
Q1:犬がほねっこを丸呑みするのは大丈夫?
A:丸呑みすると消化不良や喉詰まりのリスクがあります。
噛むことを前提にした硬さのため、丸呑み癖がある犬には小さくカットするか、与えるのを控えるのが安全です。
Q2:ほねっこを食べた後、白いうんちが出る理由は?
A:一時的にうんちが白くなるのは、含まれるカルシウムが原因でよくある反応です。
ただし継続的に白いうんちが出る場合は、腸内環境や膵臓などの消化管に問題がある可能性もあるので、かかりつけの動物病院を受診しましょう。
まとめ:ほねっこはあくまで「おやつ」として与えよう
ほねっこは「与え方さえ気をつければ問題のない」犬用おやつです。
あくまで主食ではなく、ご褒美やコミュニケーション目的の補助食品として活用することが基本。
愛犬の体質や年齢、健康状態を考慮しつつ、安全に楽しませてあげましょう。
気になる点があれば、かかりつけの獣医師に相談するのが一番安心です。