
うちの猫って、獣医さんから“幸せそう”って思われてるのかな?

可愛がられている猫の特徴ってあるの?知って安心したい!
猫と暮らす飼い主さんなら、
うちの子が幸せに見えているか気になりますよね。

猫は言葉で「愛されてる」と伝えてくれるわけではありません。
この記事では、現役の獣医師が「この子は可愛がられているな」と感じる猫の特徴を解説します。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。
獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
獣医から見て可愛がられている猫とは?共通する5つの特徴

診察中、獣医師には「この子は愛されているな」と感じる瞬間があります。
それは行動や見た目、飼い主との関係性に表れるものです。

一緒に勉強していきましょう!
可愛がられている猫の特徴
①毛並みや体が清潔
毛並みや体の清潔さは、日々のケアや愛情の表れです。
- 毛並みがツヤツヤしている
- フケや毛玉が少ない
- 耳や目、爪の手入れがされている
- 体を触っても汚れや匂いが少ない
こうした猫は、日常的にスキンシップや健康管理を受けている証拠です。

逆に、皮膚疾患があり見た目が綺麗な状態でなくても、飼い主さんが頑張っているケアは獣医師に伝わります。
可愛がられている猫の特徴
②健康管理が行き届いている
健康的な体型や体調は、飼い主の気配りの成果です。
- 肥満でも痩せすぎでもなく理想体型
- バランスの取れたフードを与えられている
- 食欲や元気が安定している
- 飼い主が小さな変化にも気づいている
体調の変化にすぐ気づけるのは、日頃から猫をよく観察しているからこそです。
可愛がられている猫の特徴
③飼い主との関係性が安定
猫は信頼できる相手に行動で愛情を示します。
- 診察中に飼い主の声で落ち着く
- 名前を呼ばれると反応する
- キャリーの中で飼い主を見て安心する
- 家でも自然にアイコンタクトをとる
こうした行動は、日常的に信頼関係が築かれている証拠です。

飼い主さんの手にだけにスリスリしてる姿を見ると、「可愛いなぁ、大事にされてるんだなぁ」と、僕まで気持ちがほっこりします。
可愛がられている猫の特徴
④定期的に医療や予防ケアを受ける
「守られている猫」は予防医療がしっかりされています。
- ワクチン接種を定期的に受けている
- 健康診断を継続して受けている
- ノミ・ダニ、フィラリア予防を実施
- 体調不良があればすぐに病院へ連れて行ってもらえる
獣医師は診察記録や予防歴からも「大切にされている」ことを感じ取ります。
可愛がられている猫の特徴
⑤リラックスした仕草が見られる
診察中や待合室で完全にリラックスする猫は少ないですが、それでも飼い主に抱かれて喉を鳴らしたり、帰宅後に安心した表情を見せる猫は、心が満たされています。
猫がリラックスしているときに見せるしぐさ・行動
- 伸びをする
- 体を伸ばして寝る
- おなかを出して寝る
- 飼い主さんにすり寄る
- 飼い主さんと一緒に過ごす
- おだやかな表情をしている
こうした行動は「心が満たされている」サインで、獣医師から見ても愛情深く育てられていると分かります。

動物たちは、愛情を受けると表情や仕草が変わるんですよね。
動物病院で嫌われる飼い主の特徴も解説
きっと、愛猫が可愛がられていると思われているか?と気になる飼い主さんは、ご自身がどう見られているかも少し気になるのではないでしょうか。

私は気になります…。
もし気になる方は、このまま読み進めてくださいね。
①コミュニケーションが一方通行
- 獣医師の説明中に遮って話す
- 質問ばかりで説明を聞き取る姿勢がない
- ネット情報を過剰に信じ、診断を否定してしまう
- 言葉遣いが高圧的で、対話が成立しにくい
診察室はあくまで「獣医師と飼い主が協力して動物の健康を守る場所」です。
話し合いの場として信頼関係を築くことが大切ですが、一方通行なコミュニケーションが続くと、「相談しづらい」「診察が進まない」と感じられてしまうでしょう。
特に初診や緊急時には、医師の言葉に耳を傾ける姿勢を持つだけで印象が大きく変わります。
②診察マナーや配慮が欠けている
- 予約時間に遅れる、もしくは無断キャンセル
- ペットキャリーを使わずに来院する
- 他の動物に不用意に近づけてしまう
- 待合室で大声を出す・スマホで通話する
病院には体調が悪い動物がたくさん来ています。
時間・空間・音のマナーを守れない行動は、スタッフだけでなく他の飼い主にも負担を与えるもの。
「自分たちだけなら大丈夫」と思いがちな行動も、公共の医療スペースでの配慮が足りないと受け取られがちです。
③愛猫の状態や様子を把握していない
- 猫の症状や様子をうまく伝えられない
- いつから、どんなふうに、という情報が曖昧
- 日頃の健康管理(フード、排泄、行動)に無関心
- ワクチンや検査の履歴を覚えていない
「何か調子悪そうなんですけど…」だけでは、獣医師も的確な判断が難しくなります。
普段から猫の様子をよく見ていれば、いつもと違う点を具体的に伝えることができ、診察の精度も上がります。
逆に“おまかせ状態”で連れてくる飼い主は、愛情が伝わりづらい印象になってしまうこともあります。
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【Q&A】可愛がられている猫に関する悩み
最後に、実際によくある飼い主さんの疑問をQ&A形式で解説していきます。
Q1:たくさん話しかけられて育った猫の特徴は?
A:たくさん話しかけられて育った猫は、人とのコミュニケーションに前向きになります。
飼い主の声に安心して耳を傾けたり、呼びかけに反応したりする姿は「信頼されている証拠」です。
自然と人懐っこく、穏やかな性格に育ちやすいのも特徴です。
Q2:可愛がられてる猫の顔つきは?
A:はい、あります。可愛がられてる猫は表情が柔らかく、目つきが優しいのが特徴です。
口角が上がっているように見えたり、全体的に安心した顔つきをしている猫は愛情をたっぷり受けています。
Q3:猫に愛されてる自覚ってあるの?
A:猫にも「愛されてる自覚」はあります。
毎日のスキンシップや声かけを通じて「自分は大切にされている」と感じ、安心して甘えるようになります。
仕草や鳴き声でその気持ちを返してくれます。
まとめ:愛情と信頼が“可愛がられている猫”を育てる
獣医師が「この子は愛されている」と感じる猫は、飼い主との信頼関係が態度や表情に表れています。
日々のスキンシップや声かけを大切にして、愛猫との絆をさらに深めていきましょう。

