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犬が脱走した後に帰ってくる確率は?探し方と行動パターンを解説

飼い主さん
飼い主さん

迷子犬が帰ってくる可能性はどの位…?

ママ
ママ

私の友達の猫が、窓から脱走した時は戻ってこなかったみたい…

愛犬が突然いなくなると、どこに行ったのか、無事なのか、戻ってくるのか…。
不安で押しつぶされそうになりますよね。

獣医師パパ
獣医師パパ

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

このブログの信頼性

この記事の内容

ポイント

・犬が脱走後に帰ってくる確率
・迷子犬の探し方
・脱走理由と行動パターン
・【Q&A】迷子犬に関する悩み
・見つけたらやるべきこと

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

ママ
ママ

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。

犬が脱走した後に帰ってくる確率は?探し方と行動パターンを解説

愛犬が脱走したとき、焦らず正しい対応をすることで発見率は格段に上がります。

まず大切なのは「早く正確に動くこと」です。

ポイント

①24時間以内の行動で確率は上がる
②近場から→広範囲+SNSやチラシで情報発信
③行動パターンを把握することが重要

ママ
ママ

一緒にみていきましょう!

犬が脱走後に帰ってくる確率
①24時間以内の行動で確率は上がる

迷子犬が帰ってくる確率は、地域柄や国によっても変わります。

また、迷子犬が帰ってくる確率について正確な情報元が分かる最近のデータは見当たらず、様々な角度(返還率・保護された時の移動距離)や過去のデータを探してみました。

令和5(2023)年度は、所有者不明により引取りされた564頭の犬のうち、飼い主の元に戻ること(返還)ができたのは164頭で、返還率は約30%でした。

出典:栃木県動物愛護指導センター>栃木県の現状(飼い主への返還)

獣医師パパ
獣医師パパ

迷子犬と猫に関する統計は、国内での統計データは見つかりませんでした。
次は、少し古いですが、アメリカで発表された2012年データです。

米国で飼育されている犬の約14%と猫の約15%が、5年間に少なくとも1回は迷子になっていることを示している。迷子になった動物のほとんどは見つかり、犬は 93% (86~97%) の確率で飼い主と再会し、猫は 75% (63~84%) の確率で再会しました。

出典:米国国立生物工学情報センター(NCBI)>「アメリカにおける迷子犬・猫の発生頻度と発見方法に関する調査」National Center for Biotechnology Information(NCBI)>Frequency of Lost Dogs and Cats in the United States and the Methods Used to Locate Them

こた
こた

特に外に慣れていない、室内飼いの猫は事故に合う可能性も高くなってしまいます。

返還犬の移動距離
(家から保護された地点までの移動距離)

・0~0.1kmで保護:12%
・0.1~0.5kmで保護:41%
・0.5~1kmで保護:19%
・1~2kmで保護で保護:16%
・2~3kmで保護:7%
・3~9kmで保護で保護:5%

出典:島根県ホームページ返還犬の移動距離

獣医師パパ
獣医師パパ

犬の移動距離は意外と広いです。
「小型犬:1~3km程度」
「中型~大型犬:5km以上移動する場合もあり」

ぺこ
ぺこ

迷子犬の返還率から考えると、24時間以内や数日以内に集中的に捜索することが発見のカギになるんだね!

犬が脱走後に帰ってくる確率
②近場から→広範囲+SNSやチラシで情報発信

犬の多くは、自宅から半径0.5km以内にとどまっていることが多いようです。

まずは家の周辺をしっかり探し、それでも見つからなければ徐々に範囲を広げていきましょう。

並行してSNS、地域掲示板や保健所への連絡、チラシの配布も有効です。

犬が脱走後に帰ってくる確率
③行動パターンを把握することが重要

例えばオスの犬は広範囲に移動しやすい傾向があり、逆にメスは自宅近くにとどまりやすいとされています。

また、子犬は好奇心で動き回り、老犬は体力がなくすぐに休憩してしまう傾向があります。

性格も影響し、人懐っこい犬は保護されやすい一方で、人見知りの犬は隠れて出てこないことも。

愛犬の性格や特徴を思い出して、可能性のある行動範囲を想定することが大切です。

犬が脱走したらどうする?迷子犬の探し方

脱走に気づいた直後から、何を優先してすべきか順を追って説明します。

迷子犬の探し方
①自宅周辺からしっかり確認

まずは自宅の庭や物陰、近所の植え込み、駐車場の隅など、犬が身を隠しそうな場所を徹底的に確認しましょう。

特に怖がりな子や高齢の犬は、すぐ近くにいることが多く、名前を呼びながら探すことが効果的です。

迷子犬の探し方
②保健所・警察・動物病院へ連絡

次に、地域の保健所や動物愛護センター、最寄りの警察署に連絡します。

早期に連絡すれば情報が得られる可能性が高いです。

動物病院にも迷子犬を預かっているケースがあります。

獣医師パパ
獣医師パパ

一般市民の方が、事故にあった犬や猫を動物病院に連れてくることがきっかけで発見されることもあります。

迷子犬の探し方
③SNS・地域掲示で情報拡散

SNSXや地域掲示板で、迷子情報を発信しましょう。

拡散力のある投稿は多くの目に触れるチャンスになり、発見に結びつく可能性も高まります。

ペット専用の迷子情報サイト(例:迷子ペットのデータベース)も活用しましょう。

ママ
ママ

保護猫活動のSNSでも、迷子犬猫情報をよく見るので、様々なペット関連の地域活動場所にも協力をお願いすると良いかもしれません!

迷子犬の探し方
④チラシを作って掲示

近所の電柱やスーパー、動物病院などにチラシを貼る方法も有効です。

犬の写真・特徴・名前・性格・飼い主の連絡先をわかりやすく記載し、見た人がすぐに連絡できるようにしておきましょう。

迷子犬の探し方
⑤ペット探偵に依頼してみる

見つからない場合は、専門の「ペット探偵」に依頼する方法もあります。

発見率80%という実績をもつ探偵も存在し、聞き込みや追跡などプロの手法で捜索を進めてくれます。

費用は発生しますが、早期発見を目指すなら検討の価値はあると思います。

ママ
ママ

探し方には色々ありますが、重要なのは「早めの行動」です!家族や友人と協力しながら、同時進行で進めていきましょう!

犬は脱走後どこにいる?脱走理由と行動パターン

犬が脱走したとき、その“理由”と“行動パターン”を理解しておくことで、探し方の精度が格段に上がります。

犬が脱走する主な理由とは?

脱走の背景には、さまざまな心理的・環境的な要因が潜んでいます。以下に代表的な理由を紹介します。

恐怖によるパニック逃走

雷や花火、工事音などの大きな音に驚いたとき、犬は強い恐怖からその場を離れようとします。

特に花火大会や台風の時期は脱走が多発しやすく、音への過敏反応を持つ犬ほど注意が必要です。

環境の変化やストレス

引越しや新しい家族構成、家具の配置変更なども犬にとっては大きなストレスです。

慣れない環境で不安になり、「安心できる場所」を求めて外に出てしまうケースがあります。

好奇心や探索本能

特に若い犬や活発な性格の犬は、外の刺激に対する興味が強く、隙間から抜け出して探検しようとすることがあります。

「知らない世界を見てみたい」という欲求は、脱走の大きな引き金です。

発情期による本能的な行動

未去勢・未避妊の犬は、発情期になると異性を求めて遠くまで出かけようとする傾向があります。

特にオス犬は匂いをたどって数km離れた場所まで移動することもあります。

迷子犬の行動パターンの特徴

脱走後、犬がどのように行動するかは「性別」「年齢」「性格」によって大きく異なります。

それぞれの傾向を理解して、探す範囲や時間帯を最適化しましょう。

犬の脱走後の行動:性別による違い

  • オス犬:縄張り意識や発情による衝動が強く、広範囲に移動しやすいです。遠くまで歩いていくケースも多く、保護されるまで時間がかかることがあります。
  • メス犬:本能的に安全な場所を探して、比較的近くにとどまる傾向があります。物陰や住宅の隙間などに隠れていることも。

犬の脱走後の行動:年齢による違い

  • 子犬:体力がある反面、経験不足で迷いやすく、遊び感覚でどんどん進んでしまうことがあります。人や他の犬への関心も強く、好奇心旺盛な行動が目立ちます。
  • 老犬:視力や聴力が低下しており、遠くまで行けない場合が多いです。脱走後すぐに近くで休んでいたり、動けなくなっていることもあります。

犬の脱走後の行動:性格による違い

人懐っこい犬:人の姿を見かけると近寄っていく傾向があるため、近隣住民に保護されている可能性が高いです。SNSや地域掲示板での情報拡散が効果を発揮します。

警戒心が強い犬:人の気配を感じると隠れてしまうことが多く、物陰・植え込み・倉庫裏など静かで人目につかない場所に潜んでいることがあります。名前を呼んでも出てこないケースがあるため、静かに探す必要があります。

【Q&A】犬の脱走に関するよくある悩み

ここでは、迷子犬を探している最中の方が抱きやすい疑問や不安に、具体的にお答えします。

Q1:迷子犬は何日生きられる?

A:犬の体力や年齢、天候・環境にもよりますが、健康な成犬であれば3〜5日以上は生き延びることが十分に可能です。

水さえ確保できれば、意外と長く生き延びているケースもあります。

一方で、子犬・老犬・病気のある犬はリスクが高く、1〜2日でも衰弱する可能性があります。早めの捜索がやはり最優先です。

Q2:迷子犬が見つからない理由は?

見つからない理由にはいくつかありますが、代表的なのは以下の通りです。

ポイント

  • 保護されているが、情報が届いていない
  • 人目につきにくい場所に隠れている
  • 移動してしまった/移動先が想定外だった
  • 既に事故に合ってしまった、捨て犬と思われ拾われた

自宅周辺ばかりを探し続けるより、徐々に範囲を広げつつ、情報発信を強化することが重要です。

Q3:逃げた犬を見つけた時の捕まえ方は?

焦って走って追いかけると、犬は「遊んでいる」「怖い」と誤解してさらに逃げてしまうことがあります。


次のように接することで捕獲率が上がります。

ポイント

  • 名前を優しく呼びながら、しゃがんで目線を低くする
  • 背中を向けて呼びかけると安心して近寄ってくることがある
  • お気に入りの音(おやつ袋を振る・おもちゃの音など)で呼び寄せる
  • 焦らずじっくり待つ(時間をかけて落ち着かせる)

それでも難しい場合は、ペット探偵や地域ボランティアへの相談も一つの手段です。

Q4:迷子犬を諦めるタイミングはある?

A:正直に言えば、「何日で見つからなければ無理」という明確な基準はありません。迷子犬が数週間〜1ヶ月後に発見される例も少なくありませんし、半年〜1年後に再会できたという実例もあります。

ただし、長期間になると保護されていても他人に引き取られてしまう可能性もあるため、保健所や警察、動物病院などへ定期的な確認は欠かさず行いましょう。

脱走した犬を見つけたらやるべきこと

無事に愛犬が見つかった後も、やるべきことはたくさんあります。

迷子犬を見つけたら
①ケガや体調のチェックは最優先

まずはケガの有無や熱中症、脱水など、体調面をしっかり確認しましょう。

見た目が元気でも、獣医師に診てもらうのが安心です。

迷子犬を見つけたら
②マイクロチップ・迷子札の再確認

マイクロチップを装着している場合は、登録情報に間違いがないか確認しましょう。

迷子札も、連絡先が古いままになっていないかチェックを。今後の再発防止のためにも必須です。

迷子犬を見つけたら
③保健所や警察への届け出

見つけても、すでに届け出を出している場合は取り下げや受け取り手続きを行いましょう。

迷子犬として保護されていた場合、返還に必要な手続きもあります。

まとめ:犬が脱走したら早期行動と正しい知識で探そう

犬の脱走は誰にでも起こり得ることですが、正しい知識と行動で見つかる確率は格段に上がります。

冷静に、素早く、的確な対応をしていきましょう。

大切な愛犬が見つかることを、心より祈っております。

  • この記事を書いた人

獣医師パパblog

ママが伝える飼い主さんの「知りたい」をまとめたブログ 獣医師パパ監修 愛猫や愛犬の健康・食事・ケア・豆知識を分かりやすくお伝えします

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