
うちの子猫、夜になってもずっと遊んでて全然落ち着かないんだけど…

元気なのは嬉しいけど、遊びすぎて体に負担がかからないか心配になる。
子猫が遊びをやめないのは、可愛くもありちょっと心配な行動ですよね。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
子猫が遊ぶのをやめない!5つの理由と注意点まとめ
子猫の「遊びすぎ」は、成長や性格、飼育環境などが複雑に関係しています。
子猫がなぜ遊びをやめないのか、そして安心して向き合うためのポイントを丁寧に解説します。

一緒に勉強していきましょう!
子猫が遊ぶのをやめない理由
①狩猟本能が活発に働いている
猫は本来、獲物を追って生きてきた動物。特に子猫は本能が強く刺激され、動くものを見ると遊ばずにはいられません。
ネコじゃらしや羽根のおもちゃなどはその本能をかきたてるため、遊びが止まらなくなるのも自然な行動です。
遊びを終える時間の合図を飼い主がきちんと出すことが大切です。
子猫が遊ぶのをやめない理由
②エネルギーの発散が不十分
子猫は、寝ている時間と同じくらい活動的な時間も必要とします。
特に夕方から夜にかけては「大運動会」が起きやすい時間帯。

「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」
朝方と夕方に最も活発になる性質のことです。
散らかった部屋や、運動不足が続くと、過剰に遊び続けてしまいます。
1回10分程度の遊びを1日2〜3回に分けて行うのが理想です。
子猫が遊ぶのをやめない理由
③飼い主とのふれあいを求めている
「遊びたい」よりも「構ってほしい」という気持ちから、ずっと遊んでいるように見えることもあります。
飼い主の手や声、視線に敏感な子猫は、ちょっとした無関心でも不安になります。
短時間でもしっかり向き合うことで、安心感が得られ、落ち着きやすくなります。
子猫が遊ぶのをやめない理由
④疲れを自覚できていない
夢中になると自分が疲れていることに気づかず、過剰に遊び続けることがあります。
呼吸が荒くなる、体が熱くなるなどのサインが出ていたら、すぐに遊びを中止して休憩させましょう。
飼い主が「終わりのルール」を教えることも大切です。
子猫が遊ぶのをやめない理由
⑤区切りのルールがあいまい
子猫にとって「遊びの終わり」が曖昧だと、いつまでも要求し続けてしまいます。
遊び終わったらおやつやごはんに切り替える、照明を落とすなど、日常のルールに沿って遊びの終了を知らせましょう。
子猫の遊び時間と回数の目安を知ろう

適度な運動と満足感を与えることで、遊びすぎを防ぐことができます。
1回10分を2〜3セットが目安
子猫の集中力は短いため、長時間遊ばせるよりも10分程度に区切って複数回行う方が効果的です。
「朝10分、夕方10分、寝る前5分」のようにリズムを作ると、落ち着いて休む時間も確保できます。
猫の本能を刺激して満足度アップ
獲物を追う、隠れて見つける、捕まえるなど、猫の本能に訴える遊びは、少ない時間でも充実感を与えます。
ただ走らせるのではなく、ルールある遊びにすることで、自然と遊びの終了につなげやすくなります。
子猫の遊びすぎによるリスクと注意点まとめ
過剰な遊びは、体や心に負担をかけることがあります。異変を感じたらすぐに対処しましょう。
子猫の遊びの興奮しすぎは注意
遊びすぎは、呼吸や心拍数の上昇、怪我のリスクを伴います。
特に段差の多い部屋や、滑りやすい床では注意が必要です。
成長期の関節に負担がかかると、後々のトラブルの原因にもなりかねません。
子猫の「疲れのサイン」に気づこう
以下のようなサインが出たら、すぐに休ませてください。
サイン | 内容 |
---|---|
呼吸が荒い | ハアハアと浅く早い呼吸 |
体が熱くなっている | 耳や肉球が熱を持っている |
瞳孔が開いている | 興奮状態が続いているサイン |
あまりにも、疲れのサインが頻繁に起きるようなら、一度病院で相談してみてくださいね。

わが家の猫は、子猫の時に遊ぶとすぐに「ハァハァ」と息が上がり、疲れやすい時がありました。
病院で採血をしてもらうと、「肝機能」の数値がかなり高く、すぐに精密検査と内服治療を開始した経験があります。

お薬を頑張って飲んで、今は元気だよ!
子猫がずっと遊びたがる時はルールをつけよう
遊びを通じて「しつけ」も同時に行うことが、将来的な問題行動の防止にもつながります。
子猫と遊ぶときは手や足をおもちゃにしない
甘噛みを誘発するため、遊びには必ずおもちゃを使いましょう。
- 普段の生活から噛み癖がついてしまう
- 抱っこしたときに噛んでしまう
- 動物病院でも獣医師に対してすぐに手が出る猫になってしまう
人間の体で遊ぶ癖がつくと、成猫になってからもトラブルの原因になります。
おもちゃのローテーションで刺激を
常に新鮮さを保つために、3〜5種類のおもちゃをローテーションで使いましょう。
使わないおもちゃは片付けておくことで、次回に出した時の興奮度が上がります。
【Q&A】子猫の遊びに関するよくある悩み
子猫と暮らす中で、遊びに関する悩みは多くの飼い主さんが直面するテーマです。

気になる悩みについてお答えしていきます。
Q1:子猫が遊びすぎてごはんを食べない!
A:エネルギーを遊びにばかり使ってしまい、ごはんの時間に集中できないことがあります。
遊ぶ前に軽く食事を済ませるルーティンにしたり、遊びの後に空腹感を活かして食事時間を設ける工夫が効果的です。
Q2:子猫が遊びすぎて寝ないのは大丈夫?
A:興奮状態が続くと、眠気を感じても自分で切り替えられないことがあります。
夜は明かりを落とす、遊びを終えるルーティン(例:音楽やごはん)をつくるなど、環境と習慣の工夫が重要です。
Q3:子猫の一人遊びは放置してもいい?
A:一人遊びが上手な子は自立心が育っている証拠ですが、放置が続くと寂しさを感じることもあります。
適度に声をかけたり、1日1回は一緒に遊ぶ時間を確保すると安心感が高まります。
Q4:猫の一人遊びはストレスになる?
A:遊びの内容によります。単調な動きばかりではストレスになることも。
複数のおもちゃを使って変化をつけたり、窓の外を見せるなど、遊び環境のバリエーションが大切です。
Q5:猫が遊びたがるのに遊ばない理由は?
A:遊びたがる素振りを見せるのにすぐ飽きてしまう場合、遊びの質やタイミングが合っていない可能性があります。
おもちゃを変えたり、狩りの要素(追う・隠す)を取り入れることで、満足感のある遊びになります。
まとめ:子猫が遊ぶのをやめない理由と注意点を知ろう
子猫が遊びをやめないのは自然な行動です。
しかし、理由を理解し、ルールを作ることで安心して暮らすことができます。
大切なのは、飼い主が遊びをコントロールし、心と体のバランスを保つこと。

無理のない範囲で遊びと休憩のメリハリをつけて、健やかな成長を見守りましょう。