
チワワって体が小さいけど、1日にどれくらいごはんをあげればいいの?

うちの子ちょっと太ってきたかも…適正体重とごはん量のバランスってどう見るの?
そんな疑問を持つのは、愛するチワワを大切に思っている証拠です。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
チワワのご飯の量と体重の目安|年齢別早見表と肥満チェック
チワワは体が小さく、少しの差でも健康状態に大きく影響します。
まずは年齢と体重に応じた理想の食事量を確認しましょう。

一緒に勉強していきましょう!
2ヶ月チワワのご飯の量
「消化サポート重視」
2ヶ月のチワワはまだ消化器官が未発達で、ご飯の量と質のバランスがとても大切です。
消化しやすさ重視で「ふやかしフード」を
この時期は高栄養・高カロリーな子犬用フードを3~4回に分けて与えます。
ふやかすことで消化吸収がよくなり、内臓への負担も軽減できます。
骨・内臓の発達を意識した量と栄養を
1回6〜10gが目安で、1日20〜30gほどを目安に与えましょう。
発育の遅れを防ぐためにも、「少なすぎ」には注意が必要です。
3ヶ月チワワのご飯の量
「成長を支える土台作り」
3ヶ月になると体も大きくなり、活動量が一気に増えてきます。
成長と消化のバランスを意識して
消化力は徐々に安定してきますが、まだ子犬用フードを使い、1日100~130kcal(約25〜35g)を3〜4回に分けて与えるのが理想です。
週1で体重チェックを習慣に
この時期は体重が急増しやすいため、肥満予防として体重管理を始めましょう。
体重がフード量に合っているかを見直すクセをつけると、後々の健康管理が楽になります。
4ヶ月チワワのご飯の量
「習慣の切り替えスタート」
4ヶ月になると、食事回数や内容も次の段階に移行していきます。
食事は3回に、フードは徐々に硬めへ
この頃から食事回数を3回に減らしてOKです。
ふやかしフードをやめ、少しずつ固形に戻していくことで、噛む力や消化力を育てられます。
ごはんの質と習慣が「一生もの」に
ごはんの量は110〜140kcal/30〜38g程度が目安。
個体差も出始めるため、食べ残しや食いつきの変化をよく観察しながら、将来の食習慣づくりに繋げましょう。
成犬期チワワのご飯の量
「体重維持」が基本
1歳を過ぎたら、成長期から維持期へと切り替わり、食事量の見直しが必要になります。
1kgあたり30〜40kcalを基準に調整
成犬のチワワは1.5〜2.5kg前後が理想体重となるため、1日の摂取カロリーは60〜100kcalが目安です。
体重維持が目的になるため、子犬用フードから成犬用へ移行し、カロリーコントロールを意識しましょう。
原材料と成分表示に注目して選ぶ
市販のフードはカロリーや脂質にばらつきがあるため、同じ量を与えても太りやすくなることがあります。
原材料表示で「高脂質」「炭水化物多め」のフードには注意し、できれば低脂肪・高タンパクな内容を選ぶと健康維持に役立ちます。
シニア期チワワのご飯の量
「代謝と内臓に優しく」
シニア期を過ぎる頃から、代謝の低下とともに筋肉量も減りやすくなり、食事の内容や量も慎重に見直す必要があります。

一般的に、7〜8歳からはシニア期と呼ばれているよ。
カロリー控えめ&消化に優しいフードへ
目安は1日50〜90kcal程度。シニア期になると活動量が減少するため、成犬と同じ量を与えると太りやすくなります。
脂肪や炭水化物の摂りすぎを避け、内臓の負担を減らす食材(ささみ、白身魚、玄米など)が含まれたフードがおすすめです。
関節や腎臓サポートの栄養素も意識
シニア犬向けフードには、グルコサミンやコンドロイチン、オメガ3などの成分が含まれていることが多く、これらは関節や腎機能をサポートします。
年齢に合った栄養をバランスよく取り入れることで、老化スピードを穏やかに保てます。
チワワの理想体重と肥満チェックの基本

体重だけではなく、見た目や体型の変化にもしっかり目を向けることが大切です。
チワワの理想体重の目安|ライフステージ&性別別一覧表
一般的にチワワの理想体重は1.5〜3.0kg程度とされますが、骨格や筋肉量によって適正体重は異なります。
同じ年齢・体重でも、骨太な子と細身の子では適正範囲が変わります。
ライフステージ | 性別 | 理想体重の目安 | 解説 |
---|---|---|---|
子犬期(〜6ヶ月) | オス | 約1.2〜1.8kg | 骨格形成が進む時期。急激な増加や痩せすぎに注意 |
子犬期(〜6ヶ月) | メス | 約1.0〜1.6kg | 小ぶりな子が多く、過剰なカロリーは控えめに |
成犬期(1〜7歳) | オス | 約1.8〜2.5kg | 骨太タイプはやや重めでもOK。筋肉量にも注目 |
成犬期(1〜7歳) | メス | 約1.5〜2.3kg | くびれがあり、引き締まった体が理想的 |
シニア期(7歳〜) | オス | 約1.6〜2.3kg | 筋肉の減少で体重も少し減る傾向。維持が大切 |
シニア期(7歳〜) | メス | 約1.4〜2.1kg | 活動量が減るため、肥満傾向に注意が必要 |
※あくまで一般的な目安です。骨格・筋肉量・個体差により異なります。
チワワの肥満チェック方法
今回は、分かりやすく肥満スケール「BCS(ボディコンディションスコア)」を使用します。

特に、チワワは個体によって体重差があるため、理想体重やご飯の量が適切かは、スケールを用いた判断が最適です。
BCSは触ったとき・見たときのバランスで判断します。「体重が範囲内でも、BSCが4以上」の場合は、ごはんの量を見直す必要があります。
出典:環境省>体調管理について

あなたのチワワも、ポイントを抑えて観察してみましょう!
スコア | 状態 | 特徴・見た目の目安 |
---|---|---|
1(痩せすぎ) | 不健康 | 肋骨や背骨が明らかに浮き出る。筋肉も少ない |
2(やや痩せ) | 要注意 | 肋骨が容易に触れ、くびれが目立ちすぎる |
3(理想体型) | 健康的 | 肋骨が軽く触れ、上から見てくびれがある |
4(やや肥満) | 注意 | 肋骨が触れにくくなり、お腹がやや垂れる |
5(肥満) | 危険 | くびれなし。脂肪が多く、運動量も減る傾向 |
この3点を基準にすれば、過剰な肥満や痩せすぎを見極める参考になりますよ!
【Q&A】チワワのご飯に関するよくある悩み

最期に、チワワに関する体重・成長の疑問にお答えします。
Q1. チワワがどんどん大きくなるけど大丈夫?
A:子犬期(生後6ヶ月ごろまで)は成長期のため、体重がどんどん増えていくのは自然なことです。
ただし、成長曲線に対して明らかに急増している場合は、フードの与えすぎや運動不足の可能性があります。
毎週の体重測定を習慣にし、急激な増加が続くようならごはん量の見直しを検討しましょう。
Q2. チワワで体重4キロは太りすぎ?
A:一般的に、成犬のチワワで4kgはやや肥満傾向とされることが多いです。
理想体重は1.5〜3.0kgが目安ですが、骨格がしっかりしている子や混血の場合は、必ずしも太りすぎとは限りません。
くびれや肋骨の触れ具合など、BSC(ボディコンディションスコア)で総合的に判断しましょう。
Q3. チワワが大きくなる子の特徴はある?
A:はい、あります。骨格がしっかりしていて足が太めの子は、大きく育ちやすい傾向にあります。
また、両親犬の体格が大きめだと、その影響を受けやすいです。
体格が大きい=肥満ではないため、体型バランスと健康状態を重視しましょう。
Q4. うちのチワワはご飯をよく食べる…制限すべき?
A:チワワは食欲にムラがある犬種ですが、中には食欲旺盛な子もいます。
元気があり、運動量が多ければある程度の食事量は問題ありません。
ただし、1日あたりの目安カロリー(成犬で60〜100kcal)を超えないように管理し、おやつを含めた総摂取量を意識することが大切です。
まとめ:チワワのご飯の量は最適な量の見極めが大切
チワワは体が小さく、ごはんの量や栄養バランスが健康に直結する犬種です。
月齢・体重・活動量に応じて最適な食事量を見極めることが、長く健康で過ごすカギになります。
定期的な体重測定とボディチェックを習慣にして、フードの見直しや調整をこまめに行いましょう。