
最近、猫がトイレでしゃがまずに立ったまま排泄する…これって異常?

病気なのか、トイレの問題なのか、原因がわからず不安…
猫がトイレでしゃがまず立ったまま排泄する行動、気になりますよね。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
猫がトイレでしゃがまないのはなぜ?考えられる原因と対処法
猫が突然しゃがまなくなる背景には、身体的・心理的・環境的な要因が隠れていることがあります。
まずは考えられる原因を整理してみましょう。

一緒に学んでいきましょう!
猫がトイレでしゃがまない原因
①排泄時の痛みや不調
- 膀胱炎・尿石症などの泌尿器疾患
- 便秘・肛門嚢炎などの消化器トラブル
- 排泄中に不快感が生じている
排泄に関連する臓器や粘膜に炎症や刺激があると、しゃがむ姿勢が排泄時の痛みを助長するため、避けるような行動になることがあります。
特に膀胱炎では、頻尿や排尿時の声出しが伴うことも多く、早期の受診が推奨されます。
猫がトイレでしゃがまない原因
②関節や足腰の異常
- 変形性関節症(高齢猫に多い)
- 落下による脱臼やねんざ
- 筋肉量の低下や後肢の不安定さ
猫は関節炎になりやすい動物といわれています。
特に12歳以上の猫では約90%が関節炎を患っているといわれるほど。炎症を起こしているため痛みを感じているはずなのですが、猫は自ら痛みを訴えない動物といわれています。
しゃがむ姿勢は前肢・後肢ともにバランスと筋力が求められます。

特に後ろ足に痛みがあると立ったままの排泄になりがちです。
歩行の様子、段差への反応、ジャンプの変化も合わせて観察してみましょう。
猫がトイレでしゃがまない原因
③トイレ環境の不満
- トイレが狭くて身動きがとれない
- 猫砂の質感やにおいが好みでない
- フード付きや高い縁の構造がストレス
排泄時の姿勢は、猫が安心して身体を丸められる空間であることが前提です。
囲まれすぎていたり、砂が嫌な感触だと、立ったまま急いで済ませてしまう傾向が見られることがあります。
猫がトイレでしゃがまない原因
④ストレスや不安
- 来客、工事、引っ越しなどの環境変化
- 他の猫との縄張り争い
- トイレの場所や動線に落ち着かない要素がある
猫は環境の変化にとても敏感な生き物で、排泄行動にも強く影響します。
「落ち着けない」と感じると、しゃがまずにさっと済ませて出て行くような行動に。
マーキングに近い要素を含むこともあります。
猫がトイレでしゃがまない原因
⑤高齢による筋力低下
- 加齢による筋力・関節機能の低下
- 前庭疾患や平衡感覚の問題
- 神経系の衰えによる姿勢保持困難
高齢猫では、しゃがむという動作自体が負担になることがあります。
加えて、排泄時に体勢が崩れて転びそうになる不安から立ったまま排泄するというケースも見られます。
猫がトイレでしゃがまないで排泄する時の対処法とケアのポイント
「しゃがまない=異常」とすぐに決めつけるのではなく、生活環境と健康状態を見直すことが大切です。
ここでは、状況に応じた具体的な対策を紹介します。
猫がトイレでしゃがまない時の対処法
①まずは病気の可能性をチェック
- 頻尿・血尿・便秘・お腹の張りなどの症状を観察
- 排泄中の声出しや姿勢の異常にも注目
- 続く場合は早めに動物病院へ
排泄トラブルの裏には、泌尿器・消化器・神経系の疾患が潜んでいることがあります。
立ち姿勢はその“異変のサイン”として表れるため、まずは健康状態の把握が第一歩です。
猫がトイレでしゃがまない時の対処法
②トイレの広さ・形を見直す
- 体が回転・しゃがめる広さがあるか
- 縁の高さが負担になっていないか
- フード付きタイプを嫌がっていないか
猫が安心してしゃがめる“適度な広さと開放感”がポイントです。
高齢猫や足腰に不安がある子には、浅くて出入りしやすいタイプが適しています。
猫がトイレでしゃがまない時の対処法
③猫砂や掃除頻度を再検討
- 粒が大きすぎたり硬すぎないか
- 香料や抗菌剤の刺激が強すぎないか
- トイレが常に清潔に保たれているか
猫砂が合わないと、排泄行動自体を短時間で済ませようとする行動が見られます。
粒の形状・素材・香りに敏感な猫も多いため、複数試してみるとヒントが得られる場合もあります。
猫がトイレでしゃがまない時の対処法
④ストレス要因を減らす
- 静かで落ち着ける場所にトイレを置く
- トイレの周囲に他の動物の気配がないか
- 安心できる隠れ場所を増やす
安心して排泄できる空間づくりは、猫にとってとても重要です。
ストレスによる行動変化は排泄の質や姿勢にも影響します。フェロモン製品の活用も有効なケースがあります。
猫がトイレでしゃがまない時の対処法
⑤高齢猫には段差の少ない環境を
- 出入り口が浅いトイレに変える
- 滑りにくいマットを敷く
- 排泄場所までの導線に障害物がないか確認
シニア猫のケアでは、足腰への負担を減らすことが最優先。
トイレの縁をまたぐ動作や、しゃがむ姿勢が難しくなってきたら、“低段差・広め・静かな場所”という3点を意識して環境調整を行いましょう。
Q&A:猫のトイレ問題に関するよくある質問
最後に、実際によくある飼い主さんの悩みをQ&A形式で解説していきます。
Q1:猫がトイレでおしりが上がるのはなぜ?
A:おしりが上がったままの排尿は、膀胱炎や痛みのサインの可能性があります。
また、トイレが狭すぎたり不快な場合にも見られる行動です。
継続するようなら、病気と環境両面の見直しをおすすめします。
Q2:猫がトイレで立ってするのは異常?
A:異常とは限りませんが、体調・環境・年齢による変化のサインであることが多いです。
立ち姿勢が続く場合は、排泄時の様子を観察しつつ、痛みの有無やストレス要因の除去を検討してみましょう。
Q3:猫がトイレの壁にかけて排尿するのはなぜ?
A:マーキング行動や縄張り意識の表れである場合があります。
特に未去勢のオス猫や環境変化に敏感な子に多く、ストレスや緊張、他の動物との関係性が影響するケースもあります。
Q4:オス猫が立ちションをするのは普通?
A:未去勢のオス猫では自然な行動です。
ただし、去勢済みでも立って排尿する場合は、膀胱の不快感や足腰の不調などが関係している可能性があるため、注意深く観察が必要です。
Q5:猫がトイレのふちに乗るのはなぜ?
A:砂や床が汚れていたり、足裏の感触が嫌だったりする場合に、トイレの縁に乗って排泄することがあります。
ふち乗りが頻繁な場合は、トイレの形状や砂の種類を変えると改善されることがあります。
Q6:猫がトイレの奥まで入らないのは問題?
A:問題のあるケースもあります。奥まで入らずに排泄する場合、トイレが狭い・においがきつい・入ると不快な記憶があるなどが考えられます。
トイレの大きさや清掃状況を見直しましょう。
まとめ:しゃがまないのは“猫からのサイン”かも
トイレでしゃがまないという行動には、猫なりの理由が必ずあります。
病気・加齢・環境ストレスなど、どれも見逃してはいけない重要なサインです。
些細な変化に気づき、安心して排泄できる環境を整えることが、健康管理の第一歩。
日々の排泄行動を通して、猫との信頼関係と健康へのアンテナを高めていきましょう。


