獣医師にロイヤルカナンを勧められたけど、他のキャットフードと比べて本当にいいの？
信頼出来るキャットフードが知りたいけど、良く見るランキングサイトは信じられない…
そんなお悩みを解決出来るように、「王道のロイヤルカナン」との徹底比較をお届けします◎
キャットフードを選ぶとき、「動物病院でおすすめされたから」「ネットのランキングで上位だったから」という理由で選んでいませんか？
たしかに飼い主さんごとに重視するポイントは違いますが、毎日のごはんは愛猫の健康に直結します。
僕は1日でも長く、愛猫と健康に楽しく過ごして欲しいのです。
そのために今回は、僕の「獣医師としての知識」と「いち飼い主としての目線」の両方から、忖度なしで本当に信頼できるキャットフードを紹介していきたいと思います。
読み飛ばせる目次なので、
読みたい部分から是非読んで下さい◎！
※本記事の内容は、2025年11月現在の情報をもとに作成しています。
現役獣医師のパパ解説なので、安心して読み進めてください。
獣医師がロイヤルカナンを勧める理由
実は、動物病院でよく勧められるキャットフードには「ちょっとした裏事情」があります。
その理由は、獣医師の仕事が多忙過ぎて、ペットフードにまで詳しい人が意外と少ないこと。
結果的に、提携メーカーの製品を案内することが多くなるんです。
ですが、獣医師視点で改めてフードについて学び直すと、「あれ？他にもいい選択肢って沢山あるな」と気付いたんです。
そんな裏事情があったんだね。
今回ロイヤルカナンと比較する理由
どうすれば、本当に信頼できるキャットフードを紹介できるか――。
そう考えたときに、比較対象としてふさわしいのは、やはり王道ブランド「ロイヤルカナン」だと思いました。
理由はシンプルです。
ロイヤルカナンは、科学的な栄養設計と世界中での信頼性を兼ね備えた、優れたキャットフードだからです。
よく見かけるランキングサイトとは違う徹底比較をお届けできれば嬉しいです。
猫におすすめのキャットフード徹底解説
室内で暮らす猫は、運動量が少なく太りやすい傾向があります。
さらに、猫は腎臓や尿路系のトラブルが起こりやすいため、毎日の食事選びがとても重要です。
今回は、僕が数あるキャットフードの中から厳選した「グランツ」「モグニャン」、そして王道の「ロイヤルカナン」の3商品を比較しながら、本当に信頼出来るキャットフードはどれか？を徹底検証していきます。
最後に、実際に利用している飼い主さんのリアルな口コミも紹介します！
グランツ・モグニャン・ロイヤルカナン比較
①適応年齢・主原料・原産国・コスパ
それでは、さっそく解説していきます！
| 項目 | グランツ チキン＆サーモン | モグニャン | ロイヤルカナン インドア |
|---|---|---|---|
| 商品画像 |  |  |  |
| 適応猫種 | ＼3種類の味あり／ 全猫種対応 | 全猫種対応 | 室内で生活する成猫 |
| 適応年齢 | 全年齢対応 | 全年齢対応 | 生後12ヶ月〜7歳まで |
| 主原料 | 穀物不使用の ＼グレインフリー／ 脱水チキン、フレッシュチキン、脱水サーモン （主原料の肉魚で64.2%） | 穀物不使用の ＼グレインフリー／ 白身魚（65%）、タピオカ、サツマイモ、 | 小麦、米、肉類（鶏・七面鳥・ダック） |
| 原産国 | フランス | イギリス | 韓国 |
| 内容量 | 1袋500g | 1個1.5kg | 400g・2kg・4kg・10kg展開 |
| 価格（定価） | 通常価格1袋2.000円 ＼初回特別価格／ 1袋＋他の味2種類サンプル付 63％OFFの980円(税込) 2回目以降は20％OFF 3袋(1.5㎏)4.800円(税込) | 通常価格5.852円(税込) 定期1個(1.5㎏)5.266円(税込) 4個以上で最大20％OFF | 2kg：4.875円(税込) |
| 配送料 | 全国一律660円(税込) 6袋以上で無料 | 880円(税込) 2個以上で無料 | 500円(税込) 5.500円以上で無料 |
| 1kgあたりの価格 | 約3.200円 | 約3.511円 | 約2.437円 |
コスパだけ見るとロイヤルカナンだけど…
ただ、僕が注目したいのは「主原料」ですね。
GRANDS(グランツ)とモグニャンの2つは、どちらも高品質な原材料＆肉や魚などの動物性タンパク質がたっぷり◎！
中でも大きな特徴は、どちらもグレインフリー（穀物不使用）だということ。
猫は本来、穀物の消化をあまり得意としないので、小麦や米が主原料のロイヤルカナンとは大きな違いがあります。
猫は完全な肉食動物です。
だからこそ、動物性タンパク質をしっかり摂れるフードが、より理想的なんです◎
さらに、GRANDS(グランツ)に関しては「チキン・サーモン・ミックス」の3種類の味から選べるのもポイント！
飽きっぽい子でも味を変えられるので、飼い主さんにとっても続けやすい工夫がされています。
確かに！猫って魚派・肉派で好みが分かれるし、飽きちゃったときに味変できるのは嬉しい◎
＼GRANDS(グランツ)の特別初回キャンペーン／
グランツ・モグニャン・ロイヤルカナン比較
②栄養成分値の違い
| 項目 | グランツ チキン＆サーモン | モグニャン | ロイヤルカナン インドア |
|---|---|---|---|
| 商品画像 | | | |
| カロリー(100gあたり) | 367 kcal | 379 kcal | 374 kcal |
| タンパク質 | 34.5% | 27.0%以上 | 25.0%以上 |
| 脂質 | 16.0% | 11.0%以上 | 11.0%以上 |
| 粗繊維(食物繊維の一部) | 5.0% | 5.25%以下 | 4.9%以下 |
| 灰分(ミネラル類) | 8.5% | 9.5%以下 | 8.3%以下 |
| 水分 | 10.0% | 5.0%以下 | 6.5%以下 |
| 粒サイズ(参考) |  7～8㎜前後の三角形 (獣医師パパ調べ) |  直径6㎜・長さ8㎜の俵型 (公式サイト情報) |  1.2㎝前後の三角形 (獣医師パパ調べ) |
脂質だけ見るとグランツはちょっと高めだけど…
3つの中でカロリーは1番低いんだね！
GRANDS(グランツ)は、動物性タンパク質をしっかり摂れる高タンパク設計なのに、全体のカロリーは低めという、バランスのとれた構成になっています。
そのため、高タンパクで栄養価は高いけれど、無駄に脂肪をつけすぎない設計。
これは、筋肉の維持はしっかりしながら、肥満を防ぎたい猫にとって理想的なバランスです◎
3つの中で迷った時の僕からのアドバイスです◎
- まだまだ元気な成猫＆シニア猫は、高タンパク＆低カロリーのグランツがぴったり◎
- 膵炎の既往や、便が緩めで消火器系が敏感なシニア猫は、モグニャン・ロイヤルカナンが安心◎
グランツ・モグニャン・ロイヤルカナン比較
③添加物の違い
| 項目 | グランツ チキン＆サーモン | モグニャン | ロイヤルカナン インドア |
|---|---|---|---|
| 商品画像 | | | |
| 合成保存料 | 不使用 | 不使用 | 不使用 |
| 合成着色料 | 不使用 | 不使用 | 不使用 |
| 酸化防止剤 | 不使用 | 酸化防止剤（ローズマリー抽出物） | 酸化防止剤（ミックストコフェロール、ローズマリーエキス） |
モグニャンとロイヤルカナンの酸化防止剤は、天然由来成分だね！
▽それぞれの原材料の一覧も参考にしてみてください。
【グランツ チキン＆サーモン】原材料一覧
脱水チキン 24.5%、フレッシュチキン 15.0%、脱水サーモン 14.0%、チキンファット 8.4%、チキンプロテイン 1.5%、サーモンオイル 0.8%、さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、ベジタブルファイバー、チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、ユッカエキス、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類（A、D3、E）、アミノ酸類（タウリン、L-カルニチン）、ミネラル類（銅、ヨウ素、鉄、マンガン、セレン、亜鉛）
出典：グランツ
【モグニャン】原材料一覧
白身魚65％、タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母、サツマイモ、ココナッツオイル、セルロース、サーモンオイル、フィッシュスープ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、タウリン、ミネラル類（亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素）、酸化防止剤（ローズマリー抽出物）、ビタミン類（ビタミンA、D3、E）、乳酸菌
出典：モグニャン
【ロイヤルカナン インドア】原材料一覧
小麦、米、肉類（鶏、七面鳥、ダック）、超高消化性植物性タンパク（消化率90%以上）、コーン、動物性油脂、加水分解タンパク（鶏、七面鳥、魚）、小麦粉、植物性繊維、ビートパルプ、大豆油、酵母および酵母エキス、魚油（オメガ3系不飽和脂肪酸〔EPA + DHA〕源）、フラクトオリゴ糖、サイリウム、アミノ酸類（DL-メチオニン、タウリン、L-カル二チン）、ゼオライト、ミネラル類（Cl、Ca、K、Na、P、Zn、Mn、Fe、Cu、Se、I）、ビタミン類（コリン、E、C、ナイアシン、ビオチン、B2、パントテン酸カルシウム、A、B1、B6、B12、葉酸、D3）、酸化防止剤（ミックストコフェロール、ローズマリーエキス）
出典：ロイヤルカナン
ちなみに僕が特に避けて欲しい添加物は、「エトキシキン・BHA・BHT・亜硝酸ナトリウム・ソルビン酸カリウム・着色料」ですね◎
「添加物が入っている＝絶対選んではいけないフード」でなく、避けるべき添加物なのか、それとも天然由来成分の添加物なのかをしっかり見極めましょう。
グランツ・モグニャン・ロイヤルカナン比較
④猫に嬉しい栄養素
| 項目 | グランツ チキン＆サーモン | モグニャン | ロイヤルカナン インドア |
|---|---|---|---|
| 商品画像 | | | |
| 毛玉・皮膚ケア | チキン、サーモン（主原料の肉魚が64.2%）ビタミンB群 | 白身魚（65%）、サーモンオイル、ビタミン類、ココナッツオイルなど | EPA・DHA（魚油）など |
| 免疫サポート | ブルーベリー、クランベリー、ブロッコリー、ビタミンA・D3・Eなど | クランベリー、バナナ、セイヨウタンポポ、ビタミンA・E、乳酸菌など | ビタミン類、ミネラル類など |
| 腸内・消化ケア | チコリ、ビール酵母、サツマイモ、オリゴ糖 | オリゴ糖（FOS・MOS）、乳酸菌、サツマイモ | 高消化性タンパク、FOS、サイリウムなど |
| 関節ケア | グルコサミン、コンドロイチン、EPA・DHAなど | EPA・DHAなど | EPA・DHA（魚油）など |
| リン | 0.90% | 1.1％ | 未記載 |
| ナトリウム | 0.40% | 未記載 | 未記載 |
| オメガ３脂肪酸 | 0.50% (チキン：0.3％以上) (サーモン：1.0％以上) | 2.5％ | 未記載 |
| オメガ６脂肪酸 | 0.70% (チキン：2.0％以上) (サーモン：2.3％以上) | 1.3％ | 未記載 |
グランツとモグニャンは、自然素材の嬉しい栄養素＆オメガ3・6脂肪酸が豊富なんだね！
よく聞くオメガ脂肪酸ってなに？
- オメガ3脂肪酸（EPA・DHA）：炎症を抑えたり、皮膚・関節・脳の健康維持に効果的
- オメガ6脂肪酸（リノール酸など）：皮膚のバリア機能を整えて、ツヤのある被毛をサポート
特にシニア期に入る猫や、ジャンプが多い活発な猫には嬉しい栄養素です◎
グランツ・モグニャンのリアルな飼い主さんの口コミ
食いつきはどちらも良いみたいですね◎！
ペットフード迷子の飼い主さんは多いですが、愛猫が喜んでくれると努力が報われますよね◎
＼今なら最大20％OFF/
>>モグニャンを試してみる
猫ちゃんって偏食が多いんですが、グランツなら3種類の味があるので、飽きずに続けれるのが嬉しいポイントです◎
毎日のごはんが、愛猫の未来をつくります。
ちょっとの変化が、5年後、10年後の健康に差をつけるかもしれません。
「うちの子にも合うか試してみたい」と思った方は、ぜひ一度試してみて下さいね◎
＼GRANDS(グランツ)の特別初回キャンペーン／
まとめ：愛猫に本当に信頼出来るキャットフード選びを
動物病院で勧められることの多いロイヤルカナンは、もちろん信頼性の高いキャットフードのひとつです。
しかし、「動物病院でよく見かける＝最良の選択肢」とは限らないのが現実です。
今回は、獣医師としての現場経験と、いち飼い主として学び直した視点から、あえてロイヤルカナンと比較し、正直な視点でご紹介しました。
猫は完全な肉食動物でありながら、体調やライフステージによって必要な栄養バランスは異なります。
だからこそ、「この子の今の状態や体質に合ったフードを選ぶこと」が、愛猫の健康寿命を延ばす最大のカギになります。
毎日のごはんは、これからの愛猫との時間を守る、大切な選択です。
ぜひ今回の比較を参考に、あなたと愛猫にとって本当に信頼できる一袋を選んであげてください。
