
愛犬に沢山話しかけると、どんな効果があるのかな?

長生きするって聞いたこともあるけど、本当?
愛犬と飼い主さんのコミュニケーションはとても大切なものです。

犬に話しかけると長生きする…そんな話を耳にしたことはありませんか?
今回は、こんな疑問を解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
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犬にたくさん話しかけると長生きするって本当?5つの効果
まず結論として、「犬によく話しかけると寿命が長くなる」という主張を、明確に裏付ける信頼性の高い文献は見つかりませんでした。
ただし、「社会的交流」や「飼い主との関わり」「他の犬との接触機会」といった環境が、犬の健康や老化、寿命に良い影響を与えることは複数の研究で示されています。
とはいえ、飼い主が日々愛犬に話しかけることは、犬にも人にもさまざまなプラス効果をもたらす習慣です。
ここでは、その具体的な効果についてご紹介していきます。

一緒に学んでいきましょう!
犬に話しかけると得られる効果
①心の安定が得られる
- 犬は飼い主の声のトーンや表情を敏感に読み取る
- 穏やかな声で話しかけることで安心感が増す
- 分離不安や臆病な犬にとっては不安の軽減につながる
犬はとても感受性が高い動物です。
人間のように言葉の意味を完全に理解しなくても、感情のトーンや表情から多くを読み取ります。
特に日頃から優しく話しかける習慣は、犬にとって「ここは安全な場所だ」と感じさせる重要な要素になります。
犬に話しかけると得られる効果
②信頼関係が深まる
- 名前を呼ぶ・褒める・ねぎらうなどのポジティブな声かけが有効
- 飼い主の声に慣れることで、指示やしつけも伝わりやすくなる
- 毎日のコミュニケーションが安心できる絆を育てる
声かけは一方通行の会話ではありません。
犬にとっては「名前を呼ばれる」「褒められる」ことが、自分の存在を認められる行為として受け取られます。
その積み重ねが信頼感へとつながり、しつけや健康管理にも良い影響を与えます。
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犬に話しかけると得られる効果
③ストレスが減る
- 飼い主との交流がストレスホルモン(コルチゾール)の抑制につながる
- 穏やかな声や触れ合いは、リラックス効果を生む
- ストレス軽減は、免疫力や内臓機能の向上にも関係する
ストレスは犬の健康を大きく左右します。静かで落ち着いた声かけは、犬にとって心が休まる瞬間です。
緊張が緩和されることで、身体にも良い影響をもたらします。
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犬に話しかけると得られる効果
④脳が活性化する
| 行動例 | 効果 |
|---|---|
| 名前を呼ぶ | 注意を引き、反応を促す |
| 感情を込めて話す | 声の変化が刺激になり、脳の働きが活性化 |
| 質問や命令を交える | 考える機会を与え、認知機能をサポート |
犬に話しかけることで、言葉や声のパターンを脳が処理します。
これはシニア犬にとっては認知症予防にもつながる重要な刺激です。
日々の中で積極的に声をかけることは、脳の健康維持にも役立ちます。
犬に話しかけると得られる効果
⑤健康習慣につながる
- 「ごはん」「お散歩」などの決まった声かけが生活のリズムを整える
- 決まったルーティンがあると、食欲・排泄・睡眠も安定
- 声かけは行動の合図となり、安心感と予測可能性を与える
声かけを習慣にすることで、犬にとって毎日のリズムが明確になります。
「今から何が起こるのか」が分かる環境は、犬にとって非常に心地よく、健康にも直結します。
犬の健康や声かけの効果に関する文献紹介
犬への声かけが健康や寿命にどう影響するのか、信頼出来る文献情報についても一部ご紹介したいと思います。
「話しかける=長寿」という直接的な研究はありませんが、社会的要因が犬の健康を左右することは多くの研究で明らかになっています。
犬の“社会的つながり”の重要性を示した研究
アメリカの研究「Dog Aging Project」では、21,410頭の家庭犬を対象に、飼い主からの詳細なアンケートデータをもとに社会環境と犬の健康状態の関係を分析しました。
その結果、犬の社会環境は5つの主要因子に分類され、それらが犬の健康の33.7%の違いを説明できることが分かりました。
また、社会的サポートの効果は、経済的困難の影響よりも5倍も大きかったとされ、交流の質が健康に直結する可能性が示唆されています。
犬への“声かけ”は安心のサインとして脳に届く
日本の研究チームが発表した論文によると、飼い主が犬に優しい声で話しかけたり、目を合わせたりする行為が、犬の脳‐飼い主の脳双方にオキシトシンの分泌促進をもたらす可能性が示唆されています。
つまり、飼い主の声かけやアイコンタクトが、犬にとって“安心できる存在”として機能しているということです。
参考元:Nagasawa M 他 “Oxytocin‑gaze positive loop and the coevolution of human‑dog bonds.” Science, 2015.
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愛犬との信頼関係を深める話しかけ方3選
理屈は分かっても、実際にどのように声をかければ良いのか迷う方も多いはず。
ここでは、簡単に始められるコミュニケーション方法をご紹介します。
愛犬への話しかけ方
①名前+アイコンタクトを意識
- 名前を呼ぶことで注意を引きやすくなる
- アイコンタクトは信頼と安心のサイン
- 目を見て語りかけることで心のつながりが強くなる
シンプルな行動ですが、日々の積み重ねが大きな信頼につながります。
愛犬への話しかけ方
②決まった声かけを組み込む
- ごはん・お散歩・就寝前などの習慣化された声かけが効果的
- 声の合図があると、犬も次の行動を予測しやすくなる
- 日々の中に安心できるリズムをつくれる
話しかけは生活の「音のしるし」としても機能します。
愛犬への話しかけ方
③感情を込めて言葉を伝える
- 褒め言葉や励ましに感情を込める
- 声のトーンや表情を豊かにすることで、気持ちが伝わりやすい
- 犬は気持ちのニュアンスに敏感なので、誠実な表現が大切
「言葉の意味」よりも「気持ち」が伝わることが、犬にとって最も重要です。
Q&A:犬に話しかけることに関するよくある質問
最後に、実際によくある飼い主さんの悩みをQ&A形式で解説していきます。
Q1:犬の長生きの秘訣って、何があるの?
A:適切な食事・運動・ストレスのない生活環境が基本です。
そのうえで、飼い主とのコミュニケーションが深いことも長生きの秘訣と言われています。
Q2:犬に話しかけると目を細めるのはなぜ?
A:目を細めるのは、安心しているサインです。
信頼している相手に対しては、敵意がないことを示すために、目を細めて見せることがあります。
Q3:犬が話しかけると首をかしげるのはなぜ?
A:聞き慣れない言葉や音に対して興味や理解しようとする姿勢です。
犬が情報を処理しようとしているときの、かわいらしい仕草のひとつです。
Q4:犬は言葉がわかるの?
A:完全に理解しているわけではありませんが、音のパターンや感情のトーンを覚えて反応しています。
特定の言葉を学習することも可能です。
まとめ:犬にたくさん話しかけることで確かな絆を育てる
犬に話しかけることが直接寿命を延ばすという科学的根拠はまだ見つかっていません。
それでも、声かけがもたらす安心感や信頼関係、生活リズムの安定などは、健康を支える大きな力になります。
今日からぜひ、あなたの優しい声を愛犬に届けてあげてください。
その積み重ねが、犬の心と体にとってかけがえのない癒しと支えになります。

