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先住犬だけ一緒に寝る影響は?気持ちに配慮した5つの注意点

飼い主さん
飼い主さん

先住犬とだけ寝てると、やっぱり新入り犬に影響あるのかな?

ママ
ママ

それぞれの気持ちに配慮したいんだけど…どうすればいいの?

多頭飼いを始めたばかりは、色々と戸惑いますよね。

獣医師パパ
獣医師パパ

多頭飼いの家庭で、先住犬だけがベッドや飼い主と一緒に寝るという状況は意外と多く見られます。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

このブログの信頼性

この記事の内容

この記事で分かること

  • 先住犬だけと寝ることのメリットとデメリット
  • 新入り犬の気持ちへの配慮ポイント
  • 多頭飼いで起こりがちな関係性のズレとその対処法
  • 寝る場所をめぐるしつけや習慣形成の考え方
  • 実際によくある悩みに対するQ&A紹介

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

ママ
ママ

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。

先住犬だけ一緒に寝る影響は?メリット・デメリット

先住犬とだけ一緒に寝るのはよくあることですが、その状況がどんな影響を与えているのかを正しく理解することが大切です。

先住犬だけ一緒に寝る5つの影響

①先住犬の安心感が高まる
②新入り犬が孤立感を抱く可能性
③順位意識・嫉妬が働くリスク
④飼い主との関係に偏りが出る
⑤しつけや習慣形成に影響が出る

2024年
・犬の飼育頭数は約6,796千頭。
・飼育世帯あたり平均飼育頭数:1.32頭

出典:一般社団法人ペットフード協会>Ⅲ.主要指標 サマリー>犬現在飼育率、平均飼育頭数、総飼育頭数(拡大推計)

ママ
ママ

一緒に学んでいきましょう!

先住犬だけ一緒に寝る影響
①先住犬の安心感が高まる

  • 長く一緒に過ごした安心感を保てる
  • 飼い主との信頼関係が強化される
  • 環境変化に対する不安を和らげられる

先住犬は「変わらない安心」を求める傾向があり、これが行動の安定にもつながります。

先住犬だけ一緒に寝る影響
②新入り犬が孤立感を抱く可能性

  • 自分だけ別の場所で寝ることで疎外感を感じる
  • 飼い主との距離を感じやすい
  • 新しい環境への適応が遅れる場合もある

特に子犬や保護犬などは「家族の一員になれた」という感覚が希薄になりやすいです。

先住犬だけ一緒に寝る影響
③順位意識・嫉妬が働くリスク

  • 先住犬が「自分は上」と認識しすぎる場合がある
  • 新入り犬が「自分は下」と感じ、自己肯定感が下がる
  • 飼い主を巡る競争心が高まりやすい

犬は家庭内の順位関係に敏感です。

「誰が一番近くにいられるか」は強い意味を持ちます。

先住犬だけ一緒に寝る影響
④飼い主との関係に偏りが出る

  • 新入り犬との信頼構築の機会が減る
  • 先住犬が飼い主を独占する傾向が強まる
  • 新入り犬の問題行動の引き金になることも

物理的な距離と心理的な距離は比例しやすく、日々の接し方に影響を及ぼします。

先住犬だけ一緒に寝る影響
⑤しつけや習慣形成に影響が出る

  • 新入り犬がルールを覚えにくくなる
  • 寝る場所=安心できる場所という認識がズレる
  • 将来的なトラブル(夜鳴き、入室要求など)に繋がることも

寝る環境の違いは、犬にとって大きな行動のズレを生む可能性があります。

先住犬だけ一緒に寝る時の5つの注意点

関係性のバランスを保ちつつ、両方の犬が安心して過ごせるように工夫しましょう。

注意点①新入り犬の寝る場所を明確にする

  • 先住犬の安心感は保ちたい
  • 新入り犬にも「一緒に寝られる日」があることで満足度UP
  • 寝床はそれぞれの専用スペースを整えることも効果的

たまにでも「自分も大事にされている」と感じることで、新入り犬の自信が育ちやすくなります。

注意点②飼い主との“個別時間”を必ず確保する

  • 新入り犬には「特別な時間」が必要
  • 5分でもいいのでスキンシップを意識的に
  • 散歩後やご飯前後の時間を活用

寝る場所よりも、日中の関わりの方が信頼関係構築には大きく影響します。

注意点③寝る習慣を両方に理解させる

  • 毎日のルーティンを揃えることが大切
  • 寝る時間や環境(音、明かり)を同じにする
  • 寝具の質も可能な範囲で統一する

「あの子だけいい場所で寝てる」とならないように、できるだけ環境の差を少なくしましょう。

注意点④寝ている間の距離感を考える

パターン内容配慮ポイント
同じ寝室・別ベッド物理的に距離は近いが独立性ありどちらも安心しやすい
交代で一緒に寝る日によって交代平等感が伝わりやすい
完全に別室距離がある分、寂しさを感じやすいスキンシップで補う必要あり

同じ部屋に別々の寝床を用意する方法は、最もバランスが取りやすい選択肢です。

注意点⑤しつけ・ルールの一貫性

  • 「ここでは寝てはいけない」など、共通ルールを設ける
  • ご褒美や注意も公平に行うことが重要
  • しつけの内容やタイミングにも一貫性を持たせる

不公平なルール運用は、信頼関係の崩壊を招く一因になります。

Q&A:先住犬と新入り犬・子犬に関するよくある質問

最後に、実際によくある飼い主さんの悩みをQ&A形式で解説していきます。

Q1:子犬が先住犬に飛びかかるのをやめさせたい時は?

A:社会化不足や遊びのつもりで飛びかかっている場合があります。

落ち着いた時間帯に落ち着いた関わりを持たせ、飼い主が間に入って制御することで落ち着きやすくなります。

Q2:先住犬のストレス症状は?

A:食欲低下、元気がない、寝てばかり、攻撃的になるなどが代表的な症状です。

行動の変化が見られたら、環境や接し方の見直しが必要です。

Q3:先住犬が子犬を嫌がるのはどうして?

A:縄張り意識や生活リズムの変化が原因です。

無理に接触させず、それぞれのスペースを確保し、時間をかけて距離を縮めるようにしましょう。

Q4:2匹目の犬を迎えると先住犬にストレスがかかる?

A:はい、急な環境変化は先住犬にとって大きなストレスです。

迎える前からの準備や、迎えた後の関わり方を丁寧にすることで負担を減らすことが可能です。

Q5:新入り犬が先住犬のケージに入ってしまう原因は?

A:先住犬の安心できる場所が侵害されることでストレスの原因になることも。

ケージはそれぞれに分けるか、先住犬が自分だけの安心空間として使えるよう配慮が必要です。

まとめ:多頭飼いはそれぞれの犬の気持ちに配慮しよう

「先住犬だけ一緒に寝る」という状況自体が悪いわけではありません。

ただ、その背景にはそれぞれの犬の気持ちや家庭内のバランスの問題が隠れていることもあります。

「うちの子たち、大丈夫かな?」と感じたその気持ちが、すでに素晴らしい第一歩です。

  • この記事を書いた人

獣医師パパblog

獣医師パパ監修|愛犬・愛猫との4人家族|飼い主さんの「知りたい」情報を運営者のママが分かりやすく解説します。

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