
うちの犬の便秘が辛そうで…

日常で私たちが出来るケアも知りたいよね。
愛犬の便秘で悩む方も多いです。

愛犬が便秘で苦しんでると、どうにかしてあげたいと思いますよね。
今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
犬の便秘に効く食べ物5選
犬の便秘改善には、水分摂取と腸内環境のサポートが重要です。
まずは、毎日のごはんに取り入れやすい、便秘対策に効果が期待できる食べ物を紹介します。

一緒に学んでいきましょう!
犬の便秘に効く食べ物
①かぼちゃ:食物繊維と水分バランス
- 不溶性と水溶性の食物繊維をバランスよく含む
- 茹でることで消化に優しく、腸をやさしく刺激
- かぼちゃの甘みで食いつきが良い子も多い
少量をトッピングするだけでも、便のかさ増し・排便リズムの改善が期待できます。
与えすぎはカロリー過多に注意しましょう。
犬の便秘に効く食べ物
②ヨーグルト:乳酸菌の効果
- プレーン無糖ヨーグルトが基本(加糖はNG)
- 乳酸菌が善玉菌を増やし、腸の動きを活発化
- 便のにおいや硬さの改善が見られるケースも
毎日スプーン1杯程度を目安に与えましょう。
ただし、乳糖不耐症の犬は下痢を起こす可能性があるため注意が必要です。
犬の便秘に効く食べ物
③オクラ:ぬめり成分が腸に優しい
- 水溶性食物繊維が豊富
- 粘り成分が腸壁を保護し、滑りを助ける
- 細かく刻んで茹でると消化しやすい
オクラのネバネバ食感の主な成分は、ペクチンとムチンです。
ペクチンは、血糖値の上昇抑制・便通の改善。ムチンは、胃の粘膜保護・LDLコレステロールの吸収抑制の効果があるといわれています。
オクラのぬめり成分は、便をやわらかくし排出をスムーズにします。
胃腸にやさしく、シニア犬にもおすすめです。
犬の便秘に効く食べ物
④サツマイモ:便のかさ増しに効果的
- 不溶性食物繊維が豊富
- 腸を刺激して排便を促進
- 自然な甘みで食いつき◎
茹でたサツマイモをつぶして少量与えるだけで便通が改善されることがあります。
与えすぎは糖分・カロリー過多になるので注意です。
犬の便秘に効く食べ物
⑤チキンスープ:水分補給が増える
- 水分補給の一環として非常に効果的
- 食事にかけると食欲・水分摂取が一度にできる
- お腹を温める作用もあり、胃腸にやさしい
水をあまり飲まない子には、チキンスープ(無塩)を活用することで自然と水分摂取が増え、便を柔らかくしやすくなります。
犬が便秘になる原因と飼い主ができる日常ケア

便秘の原因は食事だけでなく、運動不足やストレスなどさまざまです。
ここでは、考えられる原因と、それに応じて飼い主さんができるケアを紹介します。
犬の便秘の主な原因とは?
| 原因カテゴリ | 内容の概要 |
|---|---|
| 食物繊維・水分の不足 | ドライフード中心で水分不足、食物繊維不足による腸の動き低下 |
| 運動不足 | 散歩の量・頻度が減ることで、腸のぜん動運動が鈍くなる |
| ストレス・環境の変化 | 引っ越しや新しいペットとの同居などによる自律神経への影響 |
| 加齢による腸機能低下 | シニア犬で多く、排便力や水分摂取の低下が見られる |
| 間食・おやつの影響 | 人間の食べ物や加工おやつの摂取で腸内バランスが崩れることも |
便秘は「便そのものの質」に関わる要因と、「腸の動き」に関わる要因に分けられます。
この2つを意識して、日常ケアを少しずつ見直していくことが改善の近道です。
犬の便秘ケア①水分を増やす工夫
- ドライフードをウェットフードに切り替える
- 無塩スープをフードにかけて与える
- ヨーグルトやかぼちゃなど、水分を多く含む食材を活用
健康な犬が1日に必要とする水分量の目安は、一般的に体重1kgあたり40~60mLと言われています。暑い時期や、活動量の多い犬はパンティングなど体温調節により失われる水分が多いため、通常よりも多くの水分が必要になります。
水分が足りないと便が硬くなり、腸内の移動がスムーズにいかなくなります。
「飲む水が少ない子」でも、食事から水分を補える工夫をすることで、自然な排便を促すことが可能です。

水分摂取は1番大切な基本ケアです。
犬の便秘ケア②軽い運動を習慣にする
- 朝夕10〜15分の散歩を習慣化する
- 雨の日は室内でおもちゃ遊びやボール転がし
- 高齢犬にはゆっくりとしたストレッチや歩行補助も有効
運動は腸のぜん動運動を促し、排便を助けてくれます。
体を動かすことでストレスも軽減され、腸内環境が安定しやすくなります。
\あわせて読みたい/
犬の便秘ケア③おやつと食生活の見直し
- 加工されたジャーキーやスナックは控える
- 与える回数やタイミングを決めておく
- 自然素材のおやつ(ドライ野菜、さつまいもチップなど)に切り替える
おやつの選び方も、便秘に大きく関わってきます。
とくに人間用のおやつや油分・塩分の多いものは腸に負担をかけやすいため、見直しが必要です。
\あわせて読みたい/
Q&A:犬の便秘に関するよくある質問

最後に、実際によくある飼い主さんの悩みをQ&A形式で解説していきます。
Q1:犬の便秘対策にキャベツは与えてもいい?
A:キャベツは適量であれば便秘対策に効果がありますが、加熱して与えるのがベストです。
生だと消化に時間がかかり、逆に腸に負担をかけることもあります。
Q2:犬の便秘の症状は?
A:排便の回数が減る・便が硬い・いきんでも出ないなどが主な症状です。
お腹を触ると嫌がる、食欲がないなども便秘のサインです。
Q3:犬のコロコロうんちを改善するには?
A:水分不足が原因のことが多いです。
ウェットフードやスープを加えることで、うんちをやわらかく整える効果が期待できます。
Q4:犬のうんちがポロポロ崩れるのは異常?
A:軽度の便秘や水分不足でよく見られる便の形状です。
毎日の食事に食物繊維をプラスしたり、水分を意識することで改善しやすくなります。
まとめ:愛犬の便秘は毎日のケアと食事で改善できる
犬の便秘は、日々の食事・水分・生活習慣の見直しで改善するケースが多いです。
紹介した食べ物やケア方法を少しずつ取り入れながら、愛犬の快適な排便習慣を整えていきましょう。
もし長期間便が出ない、苦しそうな様子がある場合は、早めに獣医師に相談することをおすすめします。
愛犬の健康管理は、日々のちょっとした気づきから。今日からできるケアで、スッキリ快腸な毎日をサポートしましょう。
