
意外と猫砂って高いし、みんな全交換してる…?

部分的に継ぎ足す人もいるよね!
「もったいない」「でも衛生も気になる」……その気持ち分かります。

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。
猫砂の全交換はもったいないと感じる?理想とわが家の節約術
猫用トイレにはさまざまな種類があり、それぞれ適した猫砂と管理方法があります。
まずは、知識として理想的な交換の目安を、タイプごとに理解しておきましょう。

理想的な目安や、リスクは知識として必要です。
まずは、そこから一緒に学んでいきましょう!
①トイレによって猫砂の交換目安が違う
猫砂の交換頻度は、「砂の素材」だけでなく「トイレのタイプ」によっても変わります。
固まる砂を使う一般的なトイレ、システムトイレ、そして全自動トイレでは、それぞれ清掃方法や衛生管理のポイントが異なります。
トイレのタイプ | 特徴 | 猫砂の交換目安 |
---|---|---|
固まる砂の一般トイレ | 掘って排泄→固まりを除去。多くの家庭で使われる | 固まった部分は毎日/全交換は月1回以上 |
システムトイレ(固まらない猫砂) | 専用スノコとシートで尿と便を分離 | 猫砂は1か月~1.5か月に1回 |
全自動トイレ | 掃除が自動化される高機能タイプ | 全交換は1か月~1.5か月に1回 |
固まるタイプのトイレはもっとも一般的ですが、排泄物をこまめに取らないとすぐに臭いや雑菌がたまりがちです。
システムトイレは尿が下に落ちる構造のため、砂の持ちは良いですが、シート交換を怠ると臭いの原因になります。
全自動トイレは便利な反面、砂の種類に制限があり、定期的なメンテナンスが必要です。
②猫砂によっても交換目安が違う
猫砂のタイプやトイレ構造によって、部分交換・中間交換の有効性は異なります。
日々の掃除を丁寧に行っているなら、必ずしも毎回の全交換が必要とは限らないでしょう。

ただし、あくまで推奨時期の交換が1番清潔を保てるという知識大前提です!
- 固まる砂タイプ(鉱物系・おから系など)
- 毎日1〜2回、固まった尿・便の部分を取り除けば清潔を維持しやすい
- 砂自体がまだ清潔なら、1〜2週間に1回の「中間交換(半量のみ入れ替え)」で十分対応可能
- 月1の全交換で、残った雑菌・臭い対策も万全に
- システムトイレ(固まらないチップ+シート)
- 尿は下に抜けるが、チップにも少量の湿気や臭いが残る
- 便はチップの表面に直接触れるため、臭い移りしやすい
- 便を取る際にチップもある程度取るため、中間補充が必要なことも
固まる砂タイプのトイレでは、こまめな掃除と中間交換をうまく活用すれば、十分に清潔を保つことが可能です。
一方、システムトイレは便を完全にチップが包み込んでくれ訳ではないので、比較的チップが便で少量汚れているケースが多いです。
③猫砂を全交換しないリスク
猫砂を全交換せずに使い続けると、見た目ではわからない汚れや臭いが溜まり、猫にとって不快な環境になります。
猫はトイレに対してとても繊細な生き物で、ちょっとした変化でもストレスや行動異常を引き起こすことがあります。
- 一見きれいに見えても、尿成分・細菌が蓄積
- アンモニア臭は人間よりも猫にとって強烈な刺激
- トイレ容器にも黒カビ・ぬめり汚れが発生しやすくなる
- 汚れた砂に触れることで、膀胱炎などの泌尿器トラブルのリスクが高まる
- トイレが不快になると、粗相や排泄我慢につながることもある

同じ、2~4か月に1回しか全交換しない人でも、こまめな日々の掃除があるかないかで、全く清潔度は変わります!
清潔さが保たれていないトイレでは、猫が排泄を我慢する→膀胱炎や尿石症などの病気を引き起こす→さらにトイレを避ける、という悪循環に陥ることがあります。
特に多頭飼育では、他の猫の排泄臭に敏感に反応する子も多いため、全交換のタイミングを見失わないようにしましょう。
全交換はもったいない…わが家の猫用トイレ節約術

全交換の理想の目安や、リスクについて理解はしたけど、「それでも節約したい…」「家計が厳しくて、猫トイレの費用を削るしかない…」と感じる飼い主さんも多いでしょう。
ここからは、わが家の節約術についても、紹介しようと思います。

僕は、固まらない猫砂タイプ&システムトイレをずっと使っているよ!
猫用トイレ:わが家の節約マイルール
- 猫砂はまとめ買い&ポイントバックで節約
- シートは正規品ではなく大容量ペットシートで代用
- 猫砂自体は鉱物タイプ&の消臭力の高さを重視
- 日々の清掃をこまめにする
- 猫砂は規定量より少なめで使用
- 全交換は2~3か月前後
- 全交換の日にトイレの丸洗いを実施
猫砂は基本、店頭で購入しないのがマイルールです。
楽天やAmazonセール中に、半年から1年分をまとめ買いしています。ポイントの還元率が高い時期をチェックしています。
トイレシートに関しては、やはり正規品だと高いため、店頭やネットで安い大容量のペットシートを購入してサイズを調整しながら使用しています!
消臭力&ややコストのかかる正規品シートよりも、安価なシートをこまめに変える方が清潔を保ちつつ、コストも抑えられるなと感じています。
\ペットシートの代用記事はこちら/
あとは、猫砂は規定量よりも少なめで使用&清潔が保たれていれば猫砂の全交換も、理想よりも遅い周期で交換しています。
・サンドが少なくなってきたら、都度サンドを補充してください
※サンドの入れる量の目安は2Lです。(スノコの底から2~3cm)
出典:ユニ・チャーム>トイレの掃除方法>専用取替サンド

粗相問題が出てきたり、尿疾患のトラブルが見つかった時は、また家族内で相談しようと思っています。あくまで、健康阻害や猫のストレスがかからない範囲での節約がポイントです!
わが家はこのマイルールが定着してから、相当節約になっていると思います。
代用品を使用しているのは、ペットシートのみのため、猫砂の見直しをすれば、さらに節約になるなと考えているところです。

理想やリスクを理解した上で、飼い主さんと猫ちゃんの負担にならない、トイレ環境を目指しましょう。
猫砂・トイレタイプ別の節約の工夫

ここからは、もう少し詳しく「猫砂・トイレタイプ別」節約の工夫についてみていきましょう。
節約の工夫①固まる猫砂タイプ
節約ポイント | 解説 |
---|---|
毎日1〜2回の部分除去 | 固まった部分をすぐに処理することで、臭いと雑菌の蓄積を防げる |
月1回の中間交換 | 半量又は、汚れが目立つ部分のみ交換 |
2か月に1回の全交換 | 残った雑菌や臭いをリセットする目的で必要 |
毎日の掃除と中間交換をうまく取り入れれば、2か月~2.5か月に1回の全交換で十分な清潔さを保てる家庭もあります。
コスパを抑えながらも猫に優しい管理が可能です。
節約の工夫②固まらない猫砂・システムトイレ
節約ポイント | 解説 |
---|---|
シートは週1~2回を目安に交換 | 尿が溜まりやすいため、放置は臭いや菌の温床になる |
固まらないチップは1か月~1.5か月に1回全交換 | チップ表面に臭いや菌が付着するため、見た目に惑わされないこと |
チップの継ぎ足しは避ける | 古いチップと混ざると全体の消臭力が低下する |
規定量より少なめで使用 | 猫が問題ないようであれば、チップを規定量よりも少なめに使うことでコスト削減に |
システムトイレは見た目の清潔感と実際の衛生状態が一致しないことが多いため、「定期的な全交換」と「目に見えない臭いや菌の蓄積を意識した管理」が重要です。
また、猫の個体差によっては、チップの量を控えめに使っても問題なく使用できる場合があります。
そのような場合は、最小限の量で清潔を維持することで、さらなる節約も可能です。

わが家の猫は粗相する様子もないので、既定の量よりも少なめの猫砂で節約しています!
節約の工夫③自動猫トイレ
節約ポイント | 解説 |
---|---|
砂は機種指定のものを使用 | 不適切な砂を使うと誤作動や部品故障の原因に |
猫砂を低コストのものに変える | 既定の砂の範囲内で、猫砂自体のコストを抑える |
ゴミトレーのごみ袋は汎用品で代用 | 純正品よりコストを抑えつつ管理可能(※機種確認必須) |
センサー掃除・フィルター交換 | 臭いや詰まりを防ぎ、砂の無駄使いを減らす効果もある |
全自動トイレの猫砂の理想交換目安は、1か月~1.5か月。
日々のこまめな清掃を機械が自動でしてくれる分、清潔は他のトイレタイプよりも保ちやすいです。

私の妹は猫2匹飼っていますが、猫砂の全交換は2~3か月に1回で充分と言っていました。
まとめ:猫砂の交換は「見極め」と「工夫」で節約と清潔を両立!
猫砂の全交換は衛生維持に重要ですが、タイプ別の管理と工夫次第で節約も可能です。
まずは大前提、理想的な交換の目安とリスクについて理解した上で、工夫していくことが重要です。