※当サイトでは、信頼できるサービスに限りプロモーションを実施しております。 ペットの豆知識

新入り猫が先住猫を噛む理由は?猫たちの気持ちを解説

飼い主さん
飼い主さん

最近迎えた子猫が、先住猫のしっぽをやたら噛むんです…。

ママ
ママ

先住猫が嫌がってて、仲良くなれないんじゃないかと不安…

迎えたばかりだと、猫同士ががうまくやっていけるか不安になりますよね。

獣医師パパ
獣医師パパ

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

このブログの信頼性

この記事の内容

この記事で分かること

・新入り猫が先住猫を噛む理由
・新入り猫と先住猫との関係づくり
・Q&A:新入り猫が先住猫に関する悩み

こちらのポイントに沿って、お伝えしていきます。

ママ
ママ

獣医師パパ監修の元、詳しく解説しますので安心して読み進めてくださいね。

新入り猫が先住猫を噛む理由は?猫たちの気持ちを解説

猫同士の「噛む」行動は、すべてがケンカではありません。

時に好意や甘え、時に不安や確認の表れであることも。まずは代表的な5つの理由を見ていきましょう。

新入り猫が先住猫を噛む理由

① 遊びたい・じゃれている
② 優位性を示したい
③ ストレスや不安の表れ
④ 匂いや存在に慣れていない
⑤ 病気や体調不良による誤反応

ママ
ママ

一緒に学んでいきましょう!

新入り猫が先住猫を噛む理由
①遊びたい・じゃれている

  • 特に子猫や若い猫に多い
  • 甘噛みの延長でしつこく見える
  • 相手が嫌がる様子がなければ遊びと判断

若い猫にとって噛む行動は「遊びの一環」です。

力加減を学んでいないうちは、先住猫にとって煩わしいこともありますが、敵意があるわけではありません。

新入り猫が先住猫を噛む理由
②優位性を示したい

  • 新入り猫が環境に慣れる過程で発生
  • 「自分の居場所を確保したい」という本能
  • しつけで対処する必要はあまりない

順位づけの確認行動として、噛むことで距離感を測る場合があります。

社会性が育つにつれ、こうした行動は自然と減っていきます

新入り猫が先住猫を噛む理由
③ストレスや不安の表れ

  • 新しい環境に対する緊張
  • 飼い主への甘えや注目を求める行動
  • 元野良・保護猫に多く見られる

横に寝かせた耳を外側に向けてピンと張った状態が「イカ耳」です。
警戒心や不安な気持ち、イライラや不満があるときにも見られます。耳を外に向けることで、些細な物音もしっかり聞こうと身構えている状態です。

出典:犬の家&猫の里>猫が「イカ耳」になる意味は?愛猫が出すサインで気持ちを理解しましょう

出典:犬の家&猫の里>猫が「イカ耳」になる意味は?愛猫が出すサインで気持ちを理解しましょう

ストレスによって攻撃性が高まっている場合、根本の不安を取り除くことが先決です。

安心できる環境づくりが大切になります。

新入り猫が先住猫を噛む理由
④匂いや存在に慣れていない

  • 猫は「匂いの記憶」で相手を判断
  • 相手を敵と誤認する場合も
  • 匂い交換がスムーズな関係構築の鍵

猫は、自分以外の匂いに非常に敏感です。

匂い交換がスムーズな関係構築のカギとなるので、まずはお互いの匂いに慣れることが大切です。

新入り猫が先住猫を噛む理由
⑤病気や体調不良による誤反応

  • 痛みや違和感から攻撃的になることがある
  • どちらか一方の体調不良が引き金に
  • 噛み方がいつもと違う場合は要注意

急に噛むようになった、いつもと異なる状態、興奮が冷めないなどなどの様子がある場合は、体調不良のサインかもしれません。

\あわせて読みたい/

新入り猫と先住猫との関係づくりのコツ

まず、大切なのは「先住猫ファースト」の姿勢です。

新入り猫の可愛さに目を奪われがちですが、先住猫の安心感を守ることが、スムーズな多頭飼育への第一歩になります。

①最初の距離感をしっかり保つ

猫同士の初対面では、いきなり接触させるのはNG

まずは別室で過ごさせ、匂いを交換することで存在に慣れさせることが大切です。

  • 最初は部屋を完全に分ける
  • タオルで匂いを交換する
  • ケージ越しに対面させる
  • 徐々に時間を延ばしながら同室へ

急がず段階を踏むことで、お互いのストレスを最小限に抑えられます

②先住猫の安心感を優先する

新入りに気を取られがちですが、先住猫のケアが最優先です。

先住猫が安心できるよう、いつも通りのルーティンを崩さず、スキンシップも十分に取ってあげましょう。

後から来た猫との関係を良くするには、先住猫の「心の余裕」が不可欠です。

③噛んだ後の反応で学ばせる

猫は「学習する動物」です。噛んだ後に大声で怒鳴ったりするよりも、「無視する」「その場から離れる」などで対応すると、「噛むと遊んでもらえない」と学びやすくなります。

一貫した対応が大切で、家族全員が同じ方針で接するようにしましょう。

④噛まない遊び方を教える

新入り猫がエネルギーを発散できていないと、先住猫にぶつけることがあります。

そうした場合は、猫じゃらしやぬいぐるみなど、噛んでもよいおもちゃでしっかり遊ばせてあげるのが効果的です。

安全性の高いおもちゃを選び、飼い主と楽しく遊ぶ時間をつくることで、噛みつき行動が減っていきます。

【Q&A】新入り猫が先住猫を噛む行動に関する悩み

最後に、実際によくある飼い主さんの疑問をQ&A形式で解説していきます。

Q1:新入り猫が先住猫に飛びかかるのはなぜ?

A:遊びや興味から飛びかかることが多いですが、縄張り意識が影響している場合もあります。

興奮しすぎているときは一度距離を取りましょう。

Q2:子猫が先住猫の首を噛むのは止めるべき?

A:甘噛みであれば問題ありませんが、しつこく噛む場合はストレスや優位性を示す行動かもしれません。

先住猫が嫌がっているなら介入しましょう。

Q3:新入り猫が先住猫をいじめる…

A:体格差があると、新入り猫のじゃれが攻撃に見えることも。

いじめかどうかは、鳴き声・毛の逆立ち・威嚇の有無などから判断しましょう。

Q4:先住猫が子猫を噛むのはいつまで続く?

A:個体差はありますが、数週間〜1か月程度で落ち着くことが多いです。

関係性の成熟には時間がかかるので、焦らず見守ってください。

まとめ:猫同士の噛む行動には意味がある

新入り猫が先住猫を噛むのは、決して「攻撃」だけではありません。

遊びたい、不安、なじみたいという気持ちの表れであることが多いです。

一つひとつの行動を正しく理解してあげることで、猫たちの関係性は少しずつ穏やかになっていきます。

焦らず、猫のペースに合わせて、安心できる多頭飼育を目指していきましょう。

  • この記事を書いた人

獣医師パパblog

獣医師パパ監修|愛犬・愛猫との4人家族|飼い主さんの「知りたい」情報を運営者のママが分かりやすく解説します。

-ペットの豆知識